【国鉄形電車の思い出】Part88 1M方式新性能電車第2弾、143系 | はやこま すていしょん!

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更新頻度は遅めですが、日々の出来事や趣味的なことを書いていこうかなと思っています。若干鉄分は濃い目の予定(笑

143系の牽引車クモヤ143形は1977年に登場しました。クモヤ143形は老朽化したクモヤ90形牽引車の置き換えと山手線、京浜東北線のATC化による、ATC対応車の必要性から誕生した経緯があります。
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(クモヤ143-8・東京総合車両センター・2009年8月22日)
1M方式新性能電車の元祖であるクモヤ141のシステムをベースとして、発電ブレーキ、抑速ブレーキを付加。また車体は救援車や荷物車への対応も考慮して設計されました。つまり143系は1M方式事業用車の標準仕様として計画されていたわけです。

そして1978年にはクモニ143形、1981年にはクモユニ143形、そして1982年にはクモユ143形が登場しています。
クモユニ143形は身延線新性能化用として登場。
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(クモユニ143-1・富士電車区・1981年8月)
1985年に身延線の郵便荷物輸送が廃止となり、長岡運転所に転属。2~4は湘南色に塗り替えられました。その後1986年11月に幕張電車区に転属して房総半島の新聞輸送に活躍。4両とも横須賀色に塗り替えられています。
1996年に新聞輸送を113系に引き継ぎ、クモユニ143-1と3は長野総合車両所に転属。
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(クモユニ143-1・長野・2009年7月30日)
現在も入れ換えおよび職員輸送に使用されています。
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(クモユニ143-3・長野総合車両センター・2010年6月18日)

また2は東京総合車両センターの移動機械として使用されていました。
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(クモユニ143-2・東京総合車両センター・2009年8月22日)
しかし現在は解体。また4も小山に転属した後廃車解体されています。

このほかクモニ143を改造したクモヤ143形50番代が新潟車両センターと松本車両センターに在籍。いずれもJR東日本でのみ見られる形式です。