【国鉄形電車の思い出】Part70 活躍の場は狭まりながらも頑張る415系にエール | はやこま すていしょん!

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更新頻度は遅めですが、日々の出来事や趣味的なことを書いていこうかなと思っています。若干鉄分は濃い目の予定(笑

415系はJR東日本とJR九州に承継されました。JR九州承継車は交直両用電車の性能を活かして、直流電化の関門トンネルを通りJR西日本山陽本線区間にも乗り入れていました。
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(クハ411-224・小野田~厚狭・2002年2月26日)
JR九州承継車は九州標準色に塗装されました。常磐線色に似ていますが帯色は青23号で濃さが異なり、また幕板部分にも青いラインが入っています。

JR東日本承継車は引き続き常磐線の主力として活躍していました。
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(クハ411-609・北松戸~南柏・2002年10月6日)
普通鋼製の車両は403系とともに2007年3月17日で引退。現在JR東日本では普通鋼の415系は見ることができませんが、k607編成とK620編成はJR九州に譲渡されました。

ステンレスの1500番代ですが、JR九州承継車の帯は明るい青25号となっています。
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(クハ411-1616・肥前山口・2005年2月25日)

またJR九州の415系0番代、100番代の多くはオールオングシート化されましたが、大分鉄道事業部所属の編成はセミクロスシートで残っていました。
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(クハ411-225・大分~牧・2005年8月28日)
なおJR九州車はベンチレーターが撤去されています。

JR東日本の1500番代は普通鋼車と同じ青20号でした。
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(クハ411-1503・勝田車両センター・2005年9月4日)
つまり415系の青帯は3色あったということですね。

415系には2階建て試作車が存在しました。それが1991年に製造されたクハ415形1900番代です。
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(クハ415-1901・勝田車両センター・2005年9月4日)
試験的に1両のみ製造され、増備されることはありませんでしたが、215系開発の礎になっています。
2005年7月9日に運用を離脱。勝田にしばらく留置された後、2006年3月11日に廃車されました。
この車両に乗車することはできませんでしたが、かろうじて見ることができたのは今思えばラッキーでした。

南福岡電車区(現南福岡車両区)と門司港運転区(現小倉総合車両センター)の415系はロングシート化されていました。
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(クハ411-327・鳥栖・2008年3月4日)
FM5編成は2000年のミレニアム記念で国鉄色に塗り戻されました。
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(クハ411-329・門司・2009年3月14日)
415系のJR西日本乗り入れは解消されましたが、関門トンネルは直流電化区間のため、下関直通列車は415系の限定運用となっています。
しかし2012年3月17日でFM5編成が運用を離脱したため、南福岡車両区から415系普通鋼車は消滅しました。

かつての常磐線の主力だった415系と651系。
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(クハ411-1502・勝田車両センター・2009年6月2日)
しかし651系の活躍は3月までとなっています。

JR九州の415系も徐々に廃車されています。
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(クハ411-323・小倉工場・2010年10月17日)
解体前に落書き電車にされる姿は、正直あまり見たくありませんね。

JR東日本の415系はステンレスの1500番代のみとなり、水戸線と常磐線友部~広野間で運用されています。
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(クハ411-1608・水戸・2011年3月2日)
8両編成の運用もあるようなので、今度ゆっくり撮影しに行きたいものです。