
(JR東日本長野支社プレスリリースより)

(JR東日本長野支社プレスリリースより)
プレスリリースのイメージ画像の通りカラーリングは長野総合車両センター所属の115系と共通イメージとなっています。写っている車両は側面上部にルーバーがついており、車内はロングシートなので、クモハ211形3000番代。
長野総合車両センターには2012年6月13日に幕張から211系が転属。マリ407、408編成がナノN304、305編成となっています。両編成とも転属に際してサハ211を抜かれて3両編成化されました。
その他にマリ401、406編成が2012年7月5日に、マリ405、501編成が2012年10月12~13日に長野総合車両センターに配給輸送されています。

(クハ210-3054・君津~青堀・2010年9月27日)
クハ210-3054を含むマリ406編成も現在は長野に留置中ですが、今のところ転用先は不明で、長野総合車両センターに配属されるのか、それもと豊田車両センターなどに行くのかはわかりません。
14本配置されていた211系幕張車も現在は8本にまで減少。残存編成も2013年3月16日のダイヤ改正で209系6両編成に置き換えられて、211系は房総線から撤退します。
田町車両センターには211系0番代(セミクロスシート車)と211系2000番代(ロングシート車)は10両基本編成と5両付属編成が各14本配置され、東海道本線で使用されていましたが、E233系3000番代に置き換えられて2012年4月までに撤退しました。

(クハ211-2018・有楽町・2012年2月15日)
撤退した211系田町車は基本編成からサロとサハを抜き取り6両編成化し、5両付属編成からサハを抜き取って4両編成化して各地に疎開留置されています。

(クハ210-4・北長野・2012年11月25日)
いずれは半自動扉開閉ボタンを設置するなどして転用されることでしょう。
高崎車両センターの211系1000番代(セミクロスシート車)、3000番代(ロングシート車)もE233系3000番代への置き換えが進行中。
JR東日本高崎支社のプレスリリース「平成25年3月16日ダイヤ改正について」によると、3月16日のダイヤ改正以降上野口の211系使用列車は高崎線の4往復のみとなります。

(クハ210-3002・上野・2012年12月15日)
この新聞輸送列車は残存するのか気になるところですね。
同時に東北本線上野口(宇都宮線)からの撤退も報道されました。

(クモハ211-3016・東大宮~蓮田・2008年3月9日)
高崎には10両編成17本と5両編成25本が配属されていましたが、田町車と同様にサロとサハを抜き取られて疎開留置中で、このタカC12編成も新潟車両センターに疎開しています。
高崎の基本編成は3両編成+サロ2両+5両編成だったため、自動的に3両編成2本に仕立てられる形となっています。

(クハ210-3006・北長野・2012年11月25日)
この3006と3007の3両編成2本も、もとは10両のC2編成です。
なお211系高崎車は小山~黒磯間で5両編成の運用がありますが、こちらは京葉線の205系を改造した205系600番代4両編成に置き換えられる模様。

(クモハ211-3033・黒磯・2009年7月4日)
205系600番代は4両編成12本が用意されるようですが、そのうち4本が日光線107系置き換え用で、残り8本が東北本線の211系置き換え用だそうです。
今後の211系の転用先ですが、長野総合車両センター、豊田車両センター、そして高崎車両センターの信越本線、上越線、両毛線、吾妻線用の115系などを置き換えることになりますが、両端がクハとなる0、2000番代は4、6両編成となり、クモハ211が組み込まれる1000、3000番代は3両編成に組み替えられる模様。
その結果各編成から抜き取られたサハ211が全車廃車となりそうです。

(サハ211-3039・上野・2012年11月15日)
3月のダイヤ改正以降、サハ211を見ることができるのは上野~前橋間だけとなります。
またグリーン車も上野~前橋間だけでしか見ることができなくなります。

(サロ210-1002・上野・2010年10月11日)
サロ210、211が消滅すると近郊形電車の平屋グリーン車が消滅となりますね。
もちろん2階建てのサロ212、サロ213も廃車対象。

(サロ213-1002・上野・2010年10月11日)
211系のグリーン車はE231系よりも座り心地が良かっただけに廃車は残念です。
211系グリーン車組み込み編成の活躍が見られる時間も少なくなってきましたので、しっかり見届けておきたいと思っています。

(「アーバン」クハ210-3039・新町~倉賀野・2006年3月26日)