
(「春さきどり号」クハ481-1504・蘇我・2009年2月13日)
1500番代好きな自分としては見逃すわけに行きませんよねって感じで撮影してきました。
3月14日、九州ブルートレイン「富士」「はやぶさ」の運転が終了。明けた3月15日に「富士」の編成を使用した「リバイバル富士」が別府~鹿児島中央間に運転されましたが、これらの撮影を兼ねて大分から485系「にちりん」に乗車。途中佐伯で鹿児島Dk16編成「にちりん」と交換しました。

(「にちりん」クモハ485-8・佐伯・2009年3月15日)
クモハ485形0番代は1984~1985年にモハ485を制御電動車に改造したものです。当時の国鉄は中間車の先頭車化改造が盛んでしたが、工期短縮とコスト削減のために台枠毎車体を切除し、予め製造した運転台ユニットを結合して誕生しました。
ただし電動発電機(MG)と空気圧縮機(CP)を搭載する必要があるため、運転台背後に機器室を設置。そのためクハネ581みたいな雰囲気を持っていて個人的には好きでした。
Dk7編成の1号車はクロハ481-7。

(「にちりん」クロハ481-7・佐伯・2009年3月15日)
クロハ481形0番代は1987~1988年にクハ481を改造した半室グリーン車で、1+2シートが5列配置されています。種車がクハ481形200番代の1~8と300番代の9~13がありました。
「にちりん」で宮崎まで南下した後、「きりしま」に乗車して鹿児島中央へ。入れ替わりに発車していく上り「きりしま」を見送りしました。

(「きりしま」クロハ481-205・鹿児島中央・2009年3月15日)
Dk13編成のクロハ481形200番代は1986~1987年の「有明」3両編成化の際に登場。当初は1+2シートが3列配置されていましたが、1989年に0番代と同様に5列化されました(201を除く)。
鹿児島の485系Dk8編成は同所唯一のK&Hカラー。3両編成は川内~鹿児島中央間の「ホームライナー」にも使用されていました。

(「ホームライナー」クハ481-238・鹿児島中央・2009年3月15日)
それにしても200番代の貫通扉を埋めた姿はちょっと残念ですね。
翌日は関西に立ち寄り。ここで新潟T13編成の回送列車に遭遇しました。

(クロハ481-1025・塚本・2009年3月16日)
かつては「雷鳥」で大阪に顔を出していた上沼垂色の485系ですが、時折団臨で大阪に姿を見せるようです。
「雷鳥」用485系もいよいよ683系4000番代に置き換えられる時が近づいてきました。

(「雷鳥」クハ481-228・山崎・2009年3月16日)
やっぱり200番代はこの姿が一番いいです!
5月19日に大糸線を撮影しに行ったついでに「北越」も撮影。

(「北越」クハ481-3342・梶屋敷~糸魚川・2009年5月19日)
485系3000番代の種車は基本的に1000番代なのですが、クハ481には300番代や1500番代、クロハ481には1500番代も含まれていました。R25編成のクハ481-3342はクハ481-342を改造したものです。
5月21日の関西出張の際には湖西線を130km/hで駆け抜ける「雷鳥」を撮影。

(「雷鳥」クロ481-2002・堅田・2009年5月21日)
国鉄色となったクロ481-2000の最後の晴れ姿でもありました。
黒磯に佇む「フェアーウェイ」用新潟K2編成と勝田K60編成。

(クロハ481-1030/クハ481-1504・黒磯・2009年5月23日)
快速「フェアーウェイ」は2009年11月29日の運転が最後となっています。
6月には北陸へ出向きました。
新疋田駅はいい感じにカーブしていて好きなスポットです。

(「雷鳥」クロ481-2004・新疋田・2009年6月25日)
「雷鳥」は9両編成なのでさまになりますね。
サハ489-11に運転台を取り付けたクハ481-701を先頭にした「雷鳥」。

(「雷鳥」クハ481-701・新疋田~敦賀・2009年6月25日)
「雷鳥」のクハ481は結構たくさんのバリエーションがありました。
富山に移動して「北越」を撮影。

(「北越」クロハ481-1009・富山~東富山・2009年6月25日)
新潟T11編成でした。
ちょっと移動して3000番代「北越」を迎え撃ち。

(「北越」クロハ481-3026・東富山~水橋・2009年6月25日)
もと「はくたか」用R1編成だったR26編成ですね。
週末の武蔵野線は485系の団臨や臨時列車がよく走っていました。
勝田K60編成を使った急行「ぶらり鎌倉号」も準レギュラーみたいな感じですね。

(「ぶらり鎌倉号」クハ481-1504・東浦和~東川口・2009年6月27日)
今や貴重な急行列車。一度は乗ってみたいなって思いつつまだ実現していません。
そしてディズニーランド団臨の回送列車としてやって来たのが新潟T18編成。

(クハ481-1508・東浦和~東川口・2009年6月27日)
クハ481-1500を含むT18編成は2008年5月27日に国鉄色に塗り替えられました。嬉しい1500番代国鉄色でしたが、これが初対面となりました。
6月28日は485系「きぬがわ」を撮影。

(「きぬがわ」クハ481-1017・東鷲宮~栗橋・2009年6月28日)
なにかと残念な小山G55・G58編成ですが、やはり記録はしておかないといけませんよね。
夏は毎年恒例となった感があった「あいづ」が運転されましたが、7月4日下りと5日上りは新潟T18編成が使用されました。

(「あいづ」クハ481-1508・磐梯熱海・2009年7月4日)
ヘッドマークがステッカーだったのは残念ですが、国鉄時代のイラストが使われたのは良かったと思います。
「あいづライナー」は例のあかべぇ編成が使用されていました。

(「あいづライナー」クハ481-1015・会津若松・2009年7月4日)
この年も夏期の週末にはあかべぇ編成の「あいづ」が上野に姿を現していました。
8月には九州で485系大分Do2編成を使用したリバイバル列車が運転されました。

(「有明」クモハ485-102・博多・2009年8月23日)
クモハ485形100番代は3両編成用にモハ485を改造したものでMG、CPは非搭載。客用扉を後位に新設しています。
国鉄色はありがたいのですが飾りがないためちょっと間抜けに見えちゃうのが残念。
翌日は「みどり」として運転されました。

(「みどり」クハ481-230・上有田~有田・2009年8月24日「)
クハ481-200が色々な意味で残念になっていました。
この期間、九州鉄道記念館のクハ481-603は「有明」のヘッドマークを掲出していました。

(クハ481-603・九州鉄道記念館・2009年8月23日)
ボンネットの「有明」イラストマークは初めて見ました。
12月には山形新幹線新庄開業10周年に関連して新庄~秋田間に「つばさ」のリバイバル列車が運転されましたが、充当されたのは新潟T18編成でした。

(「なつかしのつばさ(回送)」クハ481-1508・新庄~泉田・2009年12月6日)
「あいづ」同様ステッカーだったのは残念ですが、クハ481-1508は「つばさ」「あいづ」に最後まで使用されていた車両なのだそうです。
そんな感じで国鉄色と1500番代と縁が深かった1年でした。