【国鉄形電車の思い出】Part43「常磐線に60Hz仕様クハ481がやってきた!」 | はやこま すていしょん!

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更新頻度は遅めですが、日々の出来事や趣味的なことを書いていこうかなと思っています。若干鉄分は濃い目の予定(笑

60Hz仕様といってもクハ481は481系、483系、485系共通の先頭車なので、50Hz区間で運用すること自体は全く問題はありませんけどね(笑
ともあれ、60Hz仕様の481系クハを意味していた赤+クリームスカートのクハ481が50Hzエリアの関東にやって来たのにはびっくりしました。
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(「ひたち(回送)」クハ481-18・日暮里・1985年4月)
481系、483系、485系の分類をしたとおり、60Hz仕様の481系の先頭車として投入されたクハ481-1~8、は当時向日町運転所に配属されていた直流形151系(181系)との区別のために新製当初スカートを赤く塗装していました。クハ481-9~18はクリーム色のラインを加え、1~8にもクリーム色のラインが追加されています。

そんなクハ481-1~18は1985(昭和60)年3月14日のダイヤ改正で「ひたち」を受け持つことになった勝田電車区に全車転属しました。
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(「ひたち(回送)」クハ481-13・日暮里・1985年4月)
この18両に加えて鹿児島と南福岡から合計28両のボンネット形クハ481が勝田電車区にやって来ています。
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(「ひたち」クハ481-31・日暮里・1985年4月)
クリーム1色は483系以降お馴染みの姿ですが、タイフォンはスカートに配置されシャッターもないなど、東北のクハ481とはやはり趣が違いました。

この転配劇は九州の特急が単編成化されるため定員の多い非ボンネット形クハ481を転出させ、11両編成で定員に余裕がある「ひたち」にボンネット形クハ481を転入させてバランスをとったものです。
初期車の大量転入にちょっと疑問を感じたのですがそのような裏事情があったわけですね。もっとも趣味的には60Hz仕様クハ481を撮影できてラッキーという感じでしたが。
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(「ひたち」クハ481-15・日暮里・1985年4月)
しかし、当時の財力ではモノクロで撮影して自分で現像するのが精一杯。カラー写真が残っていないのはちょっと残念。
でもこんな思いってデジカメ時代の現在では絶対体験できませんよね(笑