【国鉄形電車の思い出】Part41「上越新幹線開業後の新潟界隈で見た485系」 | はやこま すていしょん!

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更新頻度は遅めですが、日々の出来事や趣味的なことを書いていこうかなと思っています。若干鉄分は濃い目の予定(笑

1982(昭和57)年11月15日のダイヤ改正で、常磐線を除き事実上の撤退となった上野口の485系特急。改正直前の夏に神奈川に引っ越した自分でしたが、両親はそのまま小出に住んでいたので、長期の休みの時は小出に帰省していました。しかし上越線には「鳥海」しかやってこなくなってとても寂しく感じたものです。とはいえ「鳥海」は青森運転所のグリーン車・食堂車連結の12両編成で運転され、大好きなクハ481-1500が走って来たのは幸いでした。
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(「鳥海」クハ481-1505・越後堀之内・1982年12月)
また165系「佐渡」「よねやま」は残存し、「谷川」も越後湯沢や石打に季節延長。スキーシーズンは「新雪」「石打スキー」「小出スキー」などのスキー列車も多数運転されていました。

そんな時、引退した181系がまだ新潟運転所に残っているという話を聞いて、1983(昭和58)年3月30日に新潟運転時に行きました。ところが新潟運転所は信越本線と白新線、その短絡線に囲まれていて近寄ることができなさそうだったのですが、通りがかった職員にお願いしたら入れてもらえました。
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(クハ180-5/クハ181-105・新潟運転所・1983年3月30日)
ちょっと話が逸れたようですが、実はクハ180-5は後に485系クハ481-502に改造されています。この記事を書くにあたって、奇妙な縁を感じました。ちなみにもう1両、クハ181-109もクハ481-501に改造されたのですが、屋根高さはそのままだったので九州で凸凹編成を組んだようです。

そんな181系との再会の後、新津から長岡まで485系「鳥海」に乗車しました。
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(「鳥海」クハ481-258・新津・1983年3月30日)
短い区間でしたけどこれで485系乗車列車は「雷鳥」「ひばり」に続く3列車目となりました。

1983(昭和58)年の夏は未明に小出を発車する115系夜行長岡行きに乗車しての撮影行で再び新潟を目指しました。ここで「いなほ」と再会しています。
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(「いなほ」クハ481-261・新潟・1984年8月)
「いなほ」は上越新幹線開業後は新潟~酒田・秋田・青森間の新幹線接続特急となりました。上野~青森間の列車は「鳥海」に名称変更されましたが、急行「きたぐに」の新潟~青森間の格上げなどで運転本数を増やしてL特急化。ヘッドマークにもLマークが追加されました。
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(「いなほ」クハ481-1502・新潟・1984年8月)
編成は青森運転所の485系グリーン車入り9両編成。「いなほ」と「はつかり」はこの9両編成で運用されていました。当時は短くなったと落胆しましたが、現在の6両編成よりは長いんですよね。

新潟から長岡までは「白鳥」に乗車しました。
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(「白鳥」クハ481-300・新潟・1984年8月)
電車特急としては世界最長距離を走った「白鳥」。乗車したのはこの一回だけでした。とはいうものの「鳥海」とともに青森運転所の485系12両編成を使用していた「白鳥」に乗車できたのは良い思い出かも知れません。ちなみににの時は福井~青森間の列車が加わって2往復体制でした。
まだ485系最盛期の余韻が残っていた時代でしたね。