kudan house(九段ハウス/旧山口萬吉邸)見学 | (又)おだわらぐらし はじめました

(又)おだわらぐらし はじめました

 背広を脱いだ夫と 結婚以来ずっと専業主婦の私との
「新しい日常」を綴って参ります

ネットで 「2024年2月21日(水)~3月3日(日)CURATION⇄FAIR Tokyo展覧会「美しさ、あいまいさ、時と場合に依る」3月9日(土)~3月11日(月)アートフェア「Art Kudan」」という催しがある、と知り_

千代田区九段北のKudan House(旧山口萬吉邸)へ行ってみました。(予約の上)


ここは以前 友人きゃおきゃおさんが自身のブログ「きゃおきゃおの庭」で紹介していて_↓
旧山口萬吉邸 舘鼻則孝と香りの日本文化
_素敵な写真にためいきをついた~ 場所。(特に階段~) いつか自分の目で見てみたいものと思うも なかなかチャンスがなかったのです。 

という訳で やっと念願叶って訪ねられたこの日は、あちこち貪欲に眺めよう~ と思ったのですが 人が一杯だった事もあり カメラを向けるのがためらわれる場所が多かったー^^;)(←思うような写真が撮れなかった事のイイワケ)


↑右/西面に玄関。
↓北面中ほどにあるのは勝手口になるのかな?



西向きの玄関_ 
(↓車寄せの庇の下に入口がありました。)


↑玄関のドア。


↑その先_。玄関ホールの壁の上部に 階段がチラと見えるロマネスク~な 仕切りに円柱を持つ二連アーチの窓。(何のためにつくられた小窓でしょう?)

玄関北の 吹き抜けを持つホール。


正面のニッチ(?/階段の下に作られたアーチ状の窪み)は 噴水、 だそうです。


(きっとこの女性の口から水が出てたんでしょうねー?/ライオンやドラゴンはよく見るけど人間、、、それも女性の口からって 結構 印象強め、ですよねー・・・)

↓壁に造り付けの帽子掛け。その下に帽子掛けとセットで作られた傘立て。



↑唐草模様のラジエーターカバーも 建築当所からのもの、だそう。

↓で これが 憧れの階段 ですが・・・ 

(↓階段側から見た 先程の 壁の小窓)










螺旋じゃないのに 曲線が強調され 目が回るよう~。



↑む~ん 空間を きゅ~ っとねじるようなこの階段の不思議な魅力(まるで だまし絵の中に入ったような感覚)を”二次元”に納めるのは 私(私たち)には無理ー・・・。(3Dで撮ればよかったのかな?) / 皆さま是非一度 ご自身の目でご覧下さい。


さて、階段を上がった先は 意外にも 二間続きの和室、でした。(客間、との事)





(↑和室から階段側を見たところ)

他の部屋も拝見ー。
(↓ダイニング?)


(↑このライトも 素敵ー)
(↓リビング?)



二階のベランダに出てみます。

屋根だけでなく壁もしっかりしているので ベランダというよりサンルームな感じ?

カフェな雰囲気もあり 実際 テイクアウト用容器に入ったコーヒーをお上がりのみなさんもいて・・・ 「どこかでコーヒー売ってるのかな?」と思われました。


館中央付近の 地下~3Fを繋ぐ階段を使ってり3Fへ上がります。




3Fはアートの展示室になっていました。


3Fの廊下にコーヒーの販売所がありました。コーヒーを買うと二階の屋上部分に出られるみたい。(コーヒーの他 シャンパンもありましたがー コーヒーをお願いします。/ 買ったコーヒーは屋上の他 さっき歩いたベランダでも飲める、との事。)


3F屋上。

後付けなのか 元々なのか デッキになっていました。




↑道を隔てて北側に建つのはカソリックの暁星学園。


↑樋部分拡大。

↓玄関の庇(車寄せ)を上から見たところ。

↓建屋南側。


↓南の庭。


改めて一階を歩きます。




玄関を入ってすぐ南、にある マントルピースを持つ広間。

マントルピース横のスタンド式ライト。

御洒落ー。

↓少し張り出した窓には すっぽり収まった長椅子。造り付けでしょうか?




↑「有由有縁」と書かれた軸。サインは・・・康成?

↑素朴な壺の向こうには棕櫚竹が見えていました。

ベランダ。

アーチ型の窓に囲まれ 回廊 のようです。

窓の下の通気口(ですかね?)には網戸が取り付けられていました。

玄関正面の ダイニングルーム(?/TOTOの頁では「主室」となっています)。





↑ベランダ側。
↓廊下側。廊下の先に(地下~3Fを繋ぐ)階段。


ダイニングの北に棚のある小部屋。パントリーでしょうか?


階段のあるホールから直進すると 廊下。


地下へ下ります。(地下といっても半地下で、小窓から光のはいる部屋もあります。)






(この日かかっていたアートのプログラムでは 十字架が飾られた部屋が多く フロアーには 全体として オシメヤカ な雰囲気が漂っていました。)



これもアート。

実践型の芸術かな? 一滴インクを紙に垂らしてみましょう~ って書いてあるのなら やってみようかしら と思ったのですが_

「インクを一滴 自身に落としてください」でした。

(いやなので やってません^^;)))

あ、ここはボイラー室。


山口萬吉邸は、セントラルヒーティングの設備の整ったお屋敷だったんですねー。


庭へ出てみます。




(↑半地下の明り取り)


↓庭から見た 建屋の南側。



↓庭の東に 不思議な物が・・・。


↑西に切れ目のある円筒のような物・・・ 四角い穴に植物の鉢でも置いたのでしょうか? それとも 焚火用の風よけ?? (思いつかないー)
↓北から見るとこんな感じでした。


↓建屋の南東。

↓東の壁面。


「ありがとうございました。」



<+>
時に_
この 門の横の壁に作られた小窓(?)は何でしょう? 守衛さんがここから訪問者をチェックしたりした~ のかな? それとも 窓と見えて実は掲示板、とかー?


(↑何かわかったら 書き足そうと思います。)

 - - - - -



(↓きゃおきゃおさんも貰った~ という)
TOTO通信2015年春号/ 藤森照信の「現代住宅併走」第29回_旧山口萬吉邸 設計/木子七郎 というアーティクル。設計図、写真、その解説もたっぷり 更に山口萬吉さんのお孫さんから直接お話が伺えている という レアかつ正確 そして価値ある記事。/ 興味のある方、どうぞご覧下さい。