2021年7月20日、雑木林散策をしていた。




ガキの頃にしか見たことがなかったとあるカミキリムシの写真+飼育が目的だった。

私は、カミキリムシ、蛾、クワガタ辺りの虫が好きだ。そんな中でも宝石のような綺麗なカミキリムシ数種類が特に好きだ。

今回はその中の代表格、ルリボシカミキリを探していた。

目撃情報があるポイントに1人降り立ち、枯れ材木、立ち枯れ木を見て回る。



コクワガタ。伐採木でゆったりしていた。

立ち枯れや伐採木を探していくが全く見つからず。すると雑木林を颯爽と飛び回る水色の宝石を発見!!!
あれだ!!しかし無情にも飛び去り姿が見えなくなってしまった。
これが中学生以来のルリボシカミキリとのコンタクト。



まだ初夏。ニイニイゼミが各木で鳴いている。




立派なスジクワガタの♂、♀がウロに入って樹液を啜る。

夏やなあ。熱々しい雑木林の気候。何故か懐かしい気持ちになれる。
この日はルリボシカミキリを取れなかったが、良い気分転換になった。

この週末、私は高尾山へ登っていた。


ちなみにルリボシカミキリの情報はかなり多く期待したが、土日で下から頂上まで三往復して1匹も見つけられず。

ルリボシカミキリ、、幻なのか。。。

全くその影を掴めず。

日曜日は更に埼玉県奥地にも足を伸ばしたが姿を見ることが出来なかった。


シロテンハナムグリが蜜を無我夢中で吸う。ボーっと眺めながらルリボシカミキリはどこ?なんて訪ねてみた。
当たり前のように蜜を吸うのに夢中で話なんか聞いてくれない。そもそもシロテンハナムグリは喋れない。

7月28日、仕事終わりに車を走らせる。夜の内にポイント回って週末に備えようという考えだった。コロナワクチンの副作用で腕が痛い。しばらく車を走らせると、なかなかよい伐採木が道端に落ちていた。
車を降りて確認してみる



役目を終えた♀が息絶えていた。まだ綺麗な状態で関節も柔らかい。この日の朝とかにはまだ動いていたんだろう。

悔しいような、だがこの死骸のお陰で答えに辿り着く事が出来た。

翌日、朝早く起き仕事前に死骸のあったポイントへ。コロナワクチンの副作用なのか、ただ眠いからなのか。身体はダルイが明け方に動く個体が居るかもと。

伐採木を探していく。しかし姿が見えない。やはり駄目か。。。しかし次の瞬間、顔面に固い虫がたかる。
反射で腕で弾き落とす。。
足元をみると、水色の宝石がもがいていた!!

ああああああああああああああああああああああああああ!!!!!😭😭😭😭

ついに見つけた!!

急いで虫かごにいれて山を降りた。コロナワクチンのダルさとか、もう関係ないくらい嬉しかった。デブだからきっとワシを立ち枯れ木と見間違えたんだろう!!デブで良かったあああああ!!!



ルリボシカミキリ
学名をRosalia batesi
美しい乙女を指す、その学名はまさにその通りで本当に美しい昆虫である。

日本固有種。こんな綺麗なカミキリムシが日本にはいる。大きさは3センチ程だが、コバルトブルーの触覚に水色のボディが本当に綺麗だ



ライトを当てるとエメラルドグリーンっぽさが出る。

触覚の黒ポンポンが可愛くて、お洒落な虫だ。

出会うために沢山歩き回ったけど、全く後悔はない、最高に嬉しいカミキリムシだ!!

ちなみに


その後は我が家の仲間入り。
名前は「ボシ子」になりました。


ボシ子ゼリーにガツガツ行ってます。
お!ゼリー食ってる!写真撮ろ!


ボシ子「ん??」






ボシ子「あ?!またお前か!!邪魔すんなや!!」


ごめんなさい🙇

好きな虫と暮らせる生活は中学生以来。

家が賑やかになりました。

ありがとうボシ子、怖いよボシ子。