2/7(日)、NHK大河ドラマ『麒麟がくる』の最終回を視聴。
うむ、最終回しか見てないけど、1年を通じて見る価値のない作品であったのが、よーくわかりましたw
全44話、初回19.1%、最終回18.4%、平均14.4%の視聴率なら、ここ数年の大河にしては成功なのでしょうが…。
光秀の前半生は謎につつまれているから、架空の設定、架空の人物を出すのはまあいいけど、それを終盤まで引っ張って狂言回しにするのなら、光秀の身分の変化(素浪人→中間→侍大将→国持ちの重臣)に合わせて態度・振る舞いなどの関係性を変えないとアカんでしょ。
備中高松攻めの秀吉陣営で黒田官兵衛を一瞬出すだけなら、『軍師官兵衛』の岡田准一にやらせえや。
麒麟とは何だったのか、オマエは何が主張したかったのか、ダメな作品の見本という感じ。
最終回が本能寺、謀反の理由は永遠に謎だろうけど、作品として世に出すならどう解釈したのか描写せい!(朝廷黒幕説だけは暗喩に留めないといけないだろうけどw)
ちなみにゆかぴょんは、複合説。
怨恨・野望・錯乱・四国取次・斎藤利三・QCK(急にチャンスが来たので)etc
・最近、上様の扱いが酷い
・丹波八上城攻めの波多野氏降伏受け入れの際に差し出した人質の母(叔母?)が、上様のちゃぶ台返しで殺された
・四国の長宗我部家の取次してたのに、切取次第の約束を反故にして団の面目丸つぶれ
・斎藤利三引き抜きトラブルでこのままだと利三切腹になってまう
・秀吉の応援、羽柴筑前守、明智日向守、中国・九州、果ては高麗・唐・天竺、戦が商売なんて何て虚しい人生だろう
人は1つの悩み事ではなかなか自殺に踏み切れないけど、複数の理由(失業+経済苦+健康上の問題など)が重なると…という説があります。
光秀も、(もうどうしたらいいか…)と悩んでいたところ、(゜∀゜!!ヒラメイタ!!
(もう、信長殺せばええんでね!?)
何とか説の資料もそうですが、結局、誰が聞いて、誰が書き残したのか。
世の人が納得も得心も出来そうな風説プロパガンダを、主に秀吉が流したので、そもそも何が事実なのかはしょせん仮説・推測に過ぎませんが、光秀の本能寺直前、「一時なりとも天下人に…」というのは、ゆかぴょん、スゲー納得できる。
たかだか7年程度働いた会社を辞めると決めた時、すんごいスッキリ、脳汁が出た実感がありましたからな。
あの快感を味わうためなら、もう一度、残業三昧の会社に就職してもいいと思うぐらいにw
光秀も、(そうだ、京都…、もとい、信長殺ろう!)と決めた時、(みんな、ビックリするやろなあ…)と脳汁が出たに違いないw
忠臣蔵にせよ、東映の任侠ものにせよ、(あいつら、あまりにも、あんまりだ)的な積年の大怨みとそれを一気に晴らすカタルシス、それがない消化不良のこの大河ドラマ、マジで駄作だな、と思ったゆかぴょんなのであった。ちゃんちゃん。