ウォーレン・バフェット氏は2日開いた米バークシャー・ハザウェイの年次株主総会で、デルタ航空など保有する米大手エアライン4社の株式をすべて売却したと明らかにした。「(新型コロナウイルスによって)世界は変わる」と述べ、感染が収束しても乗客数は戻らないとの見方を示した。

 

米調査会社ファクトセットによると、バークシャーはデルタ株の発行済み株式数の9%を握る筆頭株主だった。アメリカンやサウスウエスト、ユナイテッドも第2位株主に名を連ねていた。

==(以上、引用終わり)==

 

何年か前、今は亡き東条雅彦さんのブログで紹介されたときは各社30-40ドルぐらいで購入していたような気がするけど…(うろ覚え)

2019年末のバークシャーの米当局への報告によると

            バークシャーのシェア、2019末終値、5/1終値、52週安値

デルタ航空   (DAL)、1.71%、58.48、24.12(▲34.36、▲58.75%)、19.10

サウスウエスト航空(LUV)、1.20%、53.98、29.23(▲24.75、▲46.03%)、28.25

ユナイテッド航空  (UAL)、0.80%、88.09、26.62(▲61.47、▲69.78%)、17.80

アメリカン航空(AAL)、0.50%、28.58、10.64(▲17.94、▲62.77%)、9.09

 

バフェット翁は、2月末にデルタ航空97万6千株を@46.40ドルで買い増し、合計7190万株保有。

3月初旬のインタビューでは「航空株は売らない」と答えてしたが、4/3にはデルタ航空の一部を売却したと発表。

そして、4社全株売却ですか…。

 

「小人革面、君子豹変、王者虎变」と言いますからな。

投資家はと強い信念を持ちつつ、イケハヤみたいに「だって、あの時はボクはそう思ったんだもーん、でも今は違うのよん」と高度な柔軟性を以て臨機応変に対処すべきなのです。

川に浮かぶ舟から剣を落とした時に、落とした場所を舟に刻んで剣を探しても意味がない。

あなたの買値など市場は覚えていないから。

 

バークシャーの2019年末PFの4.1%、それが6割減でPF全体の▲2.5%ぐらい、ですか。

やっぱり、分散は大事ですな。

それにしても、大株主1・2位でも2ケ月以内に処分出来るもんなんですな。

流動性にちょっとビックリ。

 

「こんな値段で買うなんてバカちゃうか」

「こんな値段で売るなんてアホちゃうか」

果たして、どちらが正解か?

 

1年後、3年後、5年後、世界の空からジャンボ機が消えたまま…ということはないはずですが、米航空会社は「破綻して借金チャラにして出直せばええやん」がありますからな…。

 

ちな、ゆかぴょんはデルタ航空を3/24に25.20で購入→3/27に29.77で売り抜け。

ここだけ切り取るとナイストレード!なんですけど、他がイマイチ…。

 

欧米は今週から段階的に封鎖解除、1週間後ぐらいから徐々に感染者数増加で(どうすんだ、コレ)になるんじゃないのかな?

 

日本はどうやら1ケ月自粛を延長。

飲食、観光、派遣、etc

「呼吸を止めて3分、あなた死にそうな目をしたから…」

これはもうダメかもわからんね、ですな。

 

2月の3連休明け、2/24からの暴落開始で学んだのは、「暴落も暴騰もトレンド転換したら1日では終わらない」ということ。

2/24に買いポジ解消、売り転換でも余裕で間に合っていた。

 

GW明けの日本市場は多分、暴落すると思うけど「1日下げてそれで終わり」とはならないと思う。

なにせ、金融政策も財政政策も打つ手がない。

「補償します、給付金も2回、3回やります」とアナウンスしたところで、手続きが間に合わないことがバレているのでアナウンス効果がない。

 

京都市なんかは住基ネットに反対した関係で、10万円を給付しようにも今からシステム開発の入札を開始するのだとか。

(一体、いつ給付されるのw)

選挙の投票用紙を郵送する仕組みがあるのだから、給付金申請用紙を配布することは可能だと思うんだけど…。

2009年の定額給付金の時はどうしてたんだろう?

システム作ってなかったの?

てか、総務省がひな形を作っておいて、自治体が住民基本台帳DBをリンクさせる仕組みにすればええと思うんだけど…。

何で自治体ごとにシステムを作るのか、独自性は必要ないんだから少しは考えろよ…と呆れます。

 

日経平均16000円割れ、ロックダウンならぬ仕組債ノックダウン。

結局、消費税減税まで追い込まれることになるんじゃないのかな?

 

一寸先は闇、当たるも八卦、当たらぬも八卦と思うゆかぴょんなのであった。ちゃんちゃん。