行くと楽しい場所なら娯楽なので、金を払うのが当たり前。
つまり、会社とは、労働とは、仕事とは辛いものなのだ。
苦労や苦痛と引き換えに報酬としての賃金を貰うのだ、という理屈。
まあ、中には、「(連休明けに)会社に来るとホッとするなぁ…」などと抜かす変態仮面、「接待、ゴルフで無料(ただ)酒、無料飯、無料ゴルフ、私はコレで出世しました!になったら、マジで笑いが止まりませんな」と宣う植木等の無責任シリーズ男のような相方もいたりはするんですが…。
とはいえ、パナソニックの社長が「今のままでは10年持たない」と発言する時代ですからな。
公務員、士業、教育、農業、製造業、サービス業、そしてゆかぴょんのいる金融業界、それらの機能はなくなることはないにせよ、その業界の組織はどうなるかわからない。
ましてや、その組織の雇用をや。
鎌倉末期の御恩と奉公の関係が崩れているのと同じなのだ。
終身雇用、年功序列を信じているのは、幕末に「祖法遵守、御家大事」と前動続行、伝統墨守しているようなものなのだ。
つらつら考えるに、ゆかぴょんが総合職なら「さはさりながら…」と転職はためらうものがあるだろう。
アラサーなら、あと5年もすれば年収1000万、遅くとも40前には到達するだろうというほぼ確実な未来を捨てて、不確定な転職には進みがたい。
しかし、ゆかぴょんはパン職だからなあ…。
ガリガリ働いて、総合職もしくは地域型総合職にトランスフォームし、中間管理職に昇格すれば(ダイバーシティだの、女性活用だのの流れに乗って)役員になることも夢ではなくなる。
うーん、でも、そうなりたいのか?というと答えはNo!
ゆかぴょんの会社は出来上がった昭和脳なので、のらくろ三等兵だのSF(サラリーマン・ファンタジー)漫画・島耕作なんかを目指すには夢がない環境なのである。
藤堂高虎の霊言で人生相談。
「どうも働き甲斐のない会社なのですが…」
「退転してさっさと主君を替えなさい」
「ですよねー」
ゆかぴょんもアラサー、パン職から年収アップ&労働時間短縮を目指す転職ができるかどうか怪しいですが、あと5年もすればそれは怪しいではなく無謀となるでしょう。
失敗したところで、派遣になればいいし、それが嫌なら専業主婦というセーフティネットもあるのだから、緊褌一番ここは勝負だ!
というわけで、とりあえず、転職サイトに登録してみたゆかぴょんなのであった。ちゃんちゃん。