本日は憂国、もとい、夕刻にアポを入れてNR(ノーリターン)で15:00退社。
15:30には相手先に訪問、ちょいちょいと打ち合わせを済ませて16:00にはお仕事完了!
いやあ、明るいうちに仕事が終わるというのは実に爽快ですな。
但し、やりすぎると上司・同僚の評価が下がり、仕事も溜まってしまうという諸刃の剣。素人にはオススメできないw
万が一、呼び出しがあって(いや、もう自宅に帰って風呂入ってビール飲んでるとこなんすけど…)ということのないように、じゅんく堂で暇潰し。
『それでも強い日本経済 ~世界は新冷戦に突入~』(エミン・ユルマズ著、2018/9/21)を手に取る。
著者は1997年に日本に留学したトルコ人。東大工学部卒業→同大学院で生命工学修士を取得→2006年に野村證券に入社→2016年に複眼経済塾の取締役・塾頭に就任という経歴の自称・ エコノミスト、為替ストラテジスト。
トルコ人ということもあってか、結構な日本贔屓。
・平成日本は悲観論不況
・ヒト、モノ、カネはあるから悲観することなく、前向きに取り組めばいい
・311後の暗い雰囲気を吹き飛ばした安倍首相の功績は大
といったところはまあいいとして、そこから先のエッジの効いた主張はゆかぴょんも考えさせられるところあり。
■電気自動車は失敗する(充電の問題(時間、インフラ)を解決できないだろう)
そうですなあ、ゆかぴょんもEV、EVと囃し立ててるけど実現は怪しいのでは?と疑っています。
・常温核融合発電とか宇宙太陽光発電とかのブレークスルーで安価な電力が大量供給されるようにならないと、発電(どの手段で発電するの?)→送電→充電→(使用しない間の放電)とロスが発生し、(それなら、最初からガソリン車、もう一歩、二歩進めてもHVかPHVでエエやん…)と思います。
・北欧やオランダでは既に再生可能エネルギーが1kw数円で…とよく言われますがそれも眉唾かなぁ、と。
不安定な電力を供給されても送電網に負担がかかるので、そんなもんを供給されても電力会社は困る。
それと、ドイツの太陽光発電政策は失敗したと思うのですが、「北欧では~」と成功事例を挙げるのならドイツはどうして失敗したのか、その後どうなったのかの説明がほしいところ。
・EVが普及するにつれて必要な発電量が増大し、充電、特に急速充電が集中した地域は送電網に負担がかかり最悪はブラックアウトする。
・EVが普及すると電池に必要な元素が不足し、資源価格が上昇してコストが引き合わなくなる。
リチウムやコバルト電池だと現時点のガソリン車をEV車に置き換えるのは到底無理のようです。
まあ、それもこれも"Technology will always win." (最後にはいつだってテクノロジーが勝利する、 Intelの元CEO、アンドリュー・グローブ ) で技術の進歩や斬新なイノベーションでクリアするのかもしれませんが、ゆかぴょんは「テスラが天下を取ることはないだろう」と予測しております。
(テスラ株は271ドル、約469億ドル(@112円で約5.2兆円))
■燃料電池車は実は有望
そうユルマズ氏は主張してますが、ホントにそうかなあ…。
【水素自動車が普及しない10の理由】を見るに(うーん、確かにエネルギー効率、技術的難度に問題がありすぎて全世界的に普及する未来が描けそうにない…)と思ってしまいます。
まあ、この辺は成り行きに注目、ですなw
■ソニー(5299円、6.7兆円)はアップル(203ドル、約9570億ドル(約107兆円))の時価総額を超えるポテンシャルがある
エンタメだけとってもネットフリックス(354ドル、約1544億ドル(約17.3兆円)以上の価値があってもおかしくない、これにゲーム部門があり、今後はVRも有望、とのことですが…。
いや、いや無理でっしゃろ。
FANGというかFAAMGというか、それらには競合はあるにせよ、先日のAmazonプライムの値上に見るように【XXXX税】と言い換えてもいいような価格支配力がありますが、ソニー税といえるような超インフラ、強固なサブスプリクションビジネスモデルはないっすよね?
しかし、これぐらい尖った予測をしていると(当たるとは思えないだけに)当たった時は「ワシの予測した通り!」と大威張りする資格はありますな。
とはいえ、じゃあ、ソニー株買ってるんですか?と疑問に思います。