先週の総資産記事で書いたJD.comとメリカド・リブレ(MELI)ですが…
 
JD.comは、mushoku2006さんにコメント頂いた人員削減のニュースを見て脳内会議の結果、購入を見送りました。

 

メリカド・リブレ(MELI)は寝る前に「いくぜ!十八番のジャンピングキャァァァチ!!」と思ったのですが、年初来安値が昨年12/24のブラッククリスマスで257ドル。現在500ドル超え、(超絶下ヒゲとはいえ、たった3ケ月半で2倍かよ!)というのが気になって見送りました。
 
 
メリカド・リブレ(MELI)は南米18か国でマーケットプレイスを運営する同地域最大のEC事業者(本社アルゼンチン)。

リーマンショック時の15ドル以下から500ドルで既に33バーガー達成。それでも時価総額は228億ドル(@112円で約2.5兆円)

南米人口が6億人、うちネット人口3.5億人。

米国では全小売売上の10%程度がECですが、南米ではまだ2%以下なので、経済成長率×人口増×ネット接続・EC化率と考えれば伸びしろはまだまだあるのかな、と。

 

あとですね、この会社はアリババの「アリペイ(支付宝)」を模倣して「メルカド・パーゴ」という電子決済サービスを始めているそうです。

これが南米の電子決済の天下を取れば…という期待あり。

 
EC事業は地域による割拠となりそうな感じ。
・日米欧はAmazon(時価総額:9000億ドル、@112円で約100兆円)
・中国はAlibaba(4900億ドル、約55兆円)、JD.com(442億ドル、約5兆円)
・印度はFlipkart(2018年にウォルマートが株式の77%を160億ドルで買収
 (ということは、この時点で総額207億ドル、約2.3兆円?、印ECシェア4割)
・南米はメリカド・リブレ(228億ドル、約2.5兆円)
 
EC事業を背景に、AWSのようなクラウド事業、Alipayのような電子決済サービス、アマゾン・プライムのようなサービスを展開し、顧客・購買データを活かした広告で高成長・高利益率を実現する…という期待に乗って株価上昇…となってくれたら…。
つーか、頓挫しなければその地域のEC事業者トップは必然的にそうなるのでは?
 
怖いのは、「南米は米国の裏庭よ!」でAmazonが進出してくることですが、その場合は競合するよりも買収した方が早くありません?
ベゾスの奥さんのポケットマネー4兆円でお釣りが来ますやん。
 
あとはあれですな、Amazonの株価を見ても分かる通り、ちょっとしたことで▲20%、▲30%は当たり前、ITバブル崩壊の時は▲90%も…の暴落。
VIX指数が30超の時に買わずに13割れの時にポジポジ病はどうなのよ?と自問自答した結果、取り敢えずはスルー。
まあ、そのうち今より高値でジャンピングキャッチすることになるかもだけど…。