ドワンゴは、本日(2月25日)付の『官報』に「資本金の額の減少公告」を掲載し、資本金を105億1630万円減らし1億円にすることを明らかにした。株主総会の決議については、2月13日に終了したとのこと。
2月25日には以下の人事発表もありました。
・川上 量生氏はカドカワの代表取締役社長から取締役への降格
・川上 量生氏はドワンゴの取締役を辞任し、同社の顧問に就任
・荒木 隆司氏、横澤 大輔氏、栗田 穣崇氏がそれぞれカドカワの取締役から辞任
・荒木隆司氏はドワンゴの代表取締役社長も辞任。後任として代表取締役社長には夏野剛氏が就任。
奢る平家も久しからず。
一時は天下を取ったかに見えても、偏に風の前の塵におなじ…でありますな。
何かに挑戦すれば当然失敗することもあるわけで、起業に挑戦して上場するまで成功した人を凡庸なOLたるゆかぴょんが批判するのは烏滸がましいというものです。
とはいえ、起業するのも楽ではない。
日本の金融機関は代表者に連帯保証を求めるから、デッドorアライブになる人生ハイリスクモードなのだ。
その辺の事情をコラムにしたのを以前に見たことがあるので、紹介しときます。
これを書いたのは、川上 量生氏らしいです。
>僕の人生の中で後悔している最悪の決断は会社をつくったことだ。
>僕は人生最大のギャンブルを家族と両親の人生そのものに等しいお金を賭けて勝負した。
>本当は賭けていいようなお金ではなかった。本当はやっていけないギャンブルだった。
>結局のところ、僕の会社は数年後に上場を果たしたから、賭けには勝ったことになるのだろう。
これを書いたのが2009年7月、KADOKAWAとドワンゴが包括的業務提携を発表する2010年10月の前。
起業から上場までこぎつけたのだから、立派な成功者と言えるでしょうが、それでもこの感想。
起業の道は修羅の道ですなあ。