本日8時、業務改善命令の報告期限(2/13(火))を待たずして、金融庁はCC社に資金決済法に基づく立ち入り検査を実施。
金融庁が業務改善命令を発して、報告期限の前に立ち入り検査をするのは異例、なんだとか。
早ければ今週末、遅くとも今月中には、CC社破綻のニュースが流れるものと勝手に予想しています。
米テザー社( 「ドルとの1:1の交換比率を維持する」ことを保障している仮想通貨テザーの運営会社 )も、そのうち、電子偽札稼業だったということがはっきりして破綻すると思います。
※あくまで個人的予想であって、風説の流布ではないですよw
<2/2 22:40時点の仮想通貨市場>
"かねなし"さんから
「コインチェックが破綻する事で、株式市場が暴落する、という理屈が、いまいち分からないんですけど …」
とのコメントを頂いていますが、確かにそうですね、仮想通貨が実体経済・金融市場にどの程度の影響があるかは…
・仮想通貨それ自体は価値を持たない(仮想通貨関係者自身が自認している)
・仮想通貨はフィアット(法定通貨)、その中でもハード・カレンシー(国際通貨、ドル・ユーロ・ポンド・円・スイスフラン)に交換出来なければ意味がない
・仮想通貨をハード・カレンシー(国際通貨)に交換できる上限は、①-②
①仮想通貨を購入したハード・カレンシー
②取引所のスプレッド(手数料)
では何故、仮想通貨の時価総額が一時90兆円まで膨れ上がったのかといえば、
・仮想通貨は上位数%が発行残高の90%以上を保有
しているため、仮想通貨市場に出回る売り物が希少→圧倒的買い優勢だったから
そりゃ、アングラマネーにとっては、仮想通貨の匿名性・追跡不能性は便利ですから利用しますけど、それは送金や決済のためであって、仮想通貨のまま保有しとくわけではないので、inとoutがセットで価格上昇にはつながらないでしょう。
で、今回のようなCC社、テザー社のような事件が起きると「やっぱりフィアットだぜ!」と資金が逆流して仮想通貨は暴落する、と。
さて、話が逸れました。
「もし、CC社が破綻すると、日本の証券市場にどのような影響があるのか?」
一応、CC社には法人口座も開設出来て「売上や余剰金を利用してインカムゲインやキャピタルゲインを狙おう」的な「マジかよ、正気か!」という記事もあったりするのですが、個人がFX取引するためのに設立した法人的なものならともかく、まともな事業会社でそんなことするところはないでしょう。
そうすると、結局は、CC社破綻に捕まった個人の損失の問題で、(ゆかぴょんはCC社には資産はほとんど残っていないと予想しているので)
①顧客からの預り金+仮想通貨の残高
②顧客の累積入金額-累積出金額
顧客の感覚では①で数千億円、「仮想通貨なんて夢を見たのかい、お前さん」的な芝浜ルートだと数百億円ぐらい…なのかな、と。
まあ、運悪く、
・昨年利確して税金分もCC社に置いたまま
・信用取引したままログイン出来ずで強制決済
・返して住宅と学費の資金返して
・借金して仮想通貨買ったんやどないしてくれるんや
みたいな人もいるんでしょうけど。
CC社に巨額の融資をしてた金融機関はないでしょうから、損した個人が泣くだけで、連鎖や乗数効果はないから、金融市場には影響ない!という考えも一理あると思います。
仮想通貨と株式市場の参加者がどの程度重なっているかといえば、意外とそう多くはないし、株をやっているならそれなりにリスク管理出来てるでしょ?という気はします。
CC社が破綻→確定申告の税金が→株を売却して納税資金を作らなきゃ、という人はそういないと思います。
ただ、被害額が①の数千億円とニュースが流れた時、やっぱりそれなりにネガティブインパクトがあるんじゃないのかな、と。
論理やファンダメンタルズではなく、心理の問題ですね。
まあ、しょせんはゆかぴょんの独断と偏見に基づく予測です。
ただ、金融庁も「コイツラ、何考えてたんだ…」とCC社経営陣のレベルの低さに頭を抱えているんじゃないですかね?
あいつら、多分ですけど「分別管理?ALM(アセット・ライアビリティ・マネジメント)?何それおいしいの?」って感じですよ。
それと、「オレ(金融庁)が、破綻のトリガーを引くのかよ…」とその影響度に悩んでいるんじゃないかと思います。
2/13(火)金融庁の業務改善命令の報告期限&出川哲朗の誕生日に【CC社破綻】のニュースが流れて
「兄さん、CC社が破綻ってどういうことなんだよ?」
「兄さんが知るわけないだろ!!」
となったら面白いなあ、と高みの見物のゆかぴょんなのであった。ちゃんちゃん。