従来のiPhoneから大きく変わったのが、ディスプレーと本人認証だ。ディスプレーは液晶から有機EL(OLED)に変わり、ベゼルがほぼ無い“全面スクリーン”の新しい外観となった。これに伴い、ホームボタンが無くなった。そして、本人認証には従来の指紋認証「Touch ID」に代えて、新たに顔認証「Face ID」が採用された。

 

「触れることよりも自然な動作は何か。見ることです。Face IDはそんな視点から生まれた」。Apple社は自社のウェブサイトで、顔認証を採用した理由について、このように説明する。そして、顔認証のFace IDは「パワフルで、安全で、(指紋認証の)Touch IDよりもさらに便利。すばやく、簡単に、直感的に、ロック解除と支払いができる」(同社)と主張している。

 

顔認証で懸念されるセキュリティー性能についてApple社は、「写真やマスクを使ったなりすましにはだまされないように設計した。あなたの顔のマップは『Secure Enclave』によって暗号化されて守られ認証はクラウド上ではなく、デバイス上で瞬時に行われる」とアピールしている。また、セキュリティーをさらに強化するため、Face IDはユーザーが注視した時だけ認識するようにしたという。ユーザーが目を開けてiPhone Xの方を見ている時しかロックを解除しない、という説明だ。

==(以上、引用終わり)==

9/13、3ケ月ほど前の日経テクノロジーonlineの記事。

 

ホンマですかね?

ゆかぴょん、以前に『ネットにおける匿名性について』という記事を書きましたが、指紋認証→顔認証はモロにこの匿名性を剥ぎ取るためのものじゃなかろうか、と邪推しておりま。

 

政治・経済のVIP、諜報機関関係者、犯罪者、テロリスト、ガラケーもスマホも使わないのはごく少数派、ほとんどみんなスマホを使用していることでしょう。

 

ジュリアン・アサンジが暴露したように、VIPから庶民までWindows、iPhone(iOS)、Android、スマートTV/Home、全て監視・盗聴されてます。

 

それで、ですな、VIPなんかは、例えば『これはメルケル首相のスマホ』として監視・盗聴されていることでしょう。

こういう個別具体的にマークすべきVIPはバッチリなんでしょうが、問題は諜報機関関係者、犯罪者、テロリスト等の裏というか闇稼業の人たち。

当然、自身の個人名義のスマホではなく、ダミーの他人名義か法人名義の飛ばし端末を使用していることでしょう。

念には念を入れて、定期的に端末を交換してるのかもしれません。

 

そうした場合にですな、指紋認証だと個人特定がいささか不十分…と判断して、顔認証に切り替えたのではなかろうか、と。

韓国では北のスパイ対策として全国民の指紋を記録しているらしいですが、そんな国は少数派。

アメリカにしろ、それ以外の国にせよ、存在するのはせいぜい犯罪者の指紋データベースぐらいでしょう。

それに、ユーザーが指紋付きゴムフィルタ的なもので認証させることだって、おそらくは可能でしょう。

(指紋認証採用初期には「ネコのにくきうで突破できたぞ」的なニュースがありましたねw)

 

おそらく、

①指紋データベース

 山田太郎=Aという指紋

②iPhoneの指紋認証データベース

 iPhoneの山田太郎というユーザー=Aという指紋認証

①の各国のデータベースがそもそも整備されていないし、される予定もないことから、①と②を突合させて紐付けさせることは不可能。

だったら、②のiPhone上のデータベースを全世界規模・顔認証で構築してしまおう、という動機があるんじゃないかという推測だす。

(Appleは認証はデバイス上で完結と言うけれど、クラウドにDBを置いてデータを蓄積してると推測)

 

指紋認証と顔認証だと何が違うかといえば、前者は勝手に収集は難しいけれど、後者はFacebook・インスタグラム等のSNSや監視カメラ等でいくらでも収集可能ということ。

 

テロ現場A、テロ現場B、まあ今はどこにでも監視カメラがあるのが当たり前だから、顔は隠すのが常識かもしれないけど、スマホの位置情報と顔認証の両データを集めると、「こいつ、テロ現場近くにいること多いよね」とか、「中東とパリ、アムステルダムを行ったり来たりしてるよね」とか、「テロの後、必ず国外に出国しているよね」というのが浮き彫りになることがある…はず。

 

端末を変えたところで、顔認証なら「いつ・どこに・誰がいたか」がデータベース化できるというわけ。

 

さらに、空港・港湾・駅などの監視カメラと組み合わせ、AIを活用すれば「こいつ、諜報関係者/犯罪者/テロリストじゃね?」という機械的チェックがやりやすくなる…はず。

ここは、指紋認証と大きく違うところ。

 

顔認証システムの精度、顔認証・位置情報のデータ量、分析能力、などが一定使用に耐えうると判断しての導入なのかな、と。

そうすると、ですな、「あれ、コイツ、別人名義のスマホ数台でログインしてるぞ、怪しくね?ヤクの売人かな?」的な捜査も容易になったりするんじゃないのかと。

 

犯罪者の追跡も、学生証・社員証・運転免許証等の顔写真データ→スマホの顔認証DBと照合、本人以外の名義のスマホでも顔認証でログインすれば端末と位置情報が特定される…ようになるんじゃないのか、と。

 

今のところ、Androidは顔認証も出来るという任意状態みたいですが、コレが顔認証必須の方向に動いたとしたら、ゆかぴょんの推測が当たらずといえども遠からず…なのかなあ、と。

 

【参考資料①】

【参考資料②】

 

その他のシェアは

  • Symbian OS:18.15%
  • Series 40:10.64%
  • Samsung:6.46%
  • Blackberry OS:5.09%

とのこと。シェアは2012年時点。

 

うーん、この圧倒的シェア。

iPhoneとAndroidを押さえてる米国、米IT企業は盤石ですなあw


スマホはAndroidも含めて顔認証が当たり前!となるのなら、iPhone XのフェイスIDの基幹部品の一部を提供していると噂されている
ツーシックス(IIVI)はストロングアホールド?
まあ、ホントにiPhoneに採用されてるのか、とか、Androidにも採用されんのか、とか、それがどの程度売り上げや収益につながるんかい!という疑問もあるんですが、ジャンピングキャッチしたゆかぴょんの約▲10%の含み損、早く解消してほしいなあ、と思うのでした。ちゃんちゃん。