『アリババのクラウド事業がAWS並のバケモノになりつつある件』という記事を読んだ感想。
ゆかぴょんは今年の5/20にアリババを@125ドルで購入し、何度か記事にしておりま。
購入した時点で、時価総額30兆円、「丁髷ジャンピングキャーッチ!」と高値掴み覚悟のIN。
現在のところ、それは報われていて昨日終値は178.97ドル。
時価総額は4527億ドル(@110.5円で約50兆円)
ちなみにAmazonは99.60ドル、時価総額4802億ドル(約53兆円)。
ゆかぴょんは時々、BookoffやAmazonの1円価格実質送料分の古本を時々購入するんだけど、1999-2000年頃の日本におけるITバブル期にはペテン禿がヤフー、ソフトバンクの株価が絶好調で「時価総額経営、タイムマシン経営、インターネット財閥」などと吼えていたらしいですな。
このうちの【タイムマシン経営】、すなわち、アメリカで成功しているビジネスモデルを移植すればええやんけ!的なトレンドは、自国産業育成の国策もあり、最も成功しているのは中国なのだと思う。
そして、日本は米IT企業に駆逐されているか、いずれそうなるのだろうなー、と思っている。
(検索エンジン・ポータルサイト)
【米】ヤフー → Google
【日】日本ヤフー
【中】百度
日本ヤフーは検索機能はGoogleに切り替えてしまっているので、実質的に日本には検索サイトは存在しない。
(EC)
【米】Amazon
【日】楽天
【中】アリババ
何度か書いているけれど、
「消費者ではなく、出店者から金を巻き上げるビジネスモデル」
「ゴチャゴチャしたサイトはスマホに向かない」
「迷惑メールをはじめ、ツケを消費者に回すスタンス」
「出店者負担のポイント頼りの販促」
等から、ECとしての楽天の将来は暗いと思っている。
(SNS)
【米】Facebook
【日】mixi
【中】 微博(ウェイボー)、微信(ウィーチャット)、百度(
mixiはほぼ日本人限定のサービスであり、海外展開で成功する可能性はほぼない。
Microsoft、Apple、Twitterとの比較は割愛するけど、言いたいことは米IT大手企業はほぼ世界制覇、中国のIT大手企業は自国内制覇した上で海外展開も順調に行っているということ。
そして、中国IT大手企業の方が拡大の余地が大きいんじゃ?という仮説をゆかぴょんは検討中なのである。
冒頭の記事によると、
(アリババのクラウド事業)
売 上:24億元(約359億円)、YoY +96%
利益率:▲4%、YoY +9%
※いずれも2017年4月~6月四半期
※有料顧客社数100万社超え、YoY+2倍以上
※インド、東南アジアにもデータセンターを設置
(AWS)
売 上:4.1Bドル(約4100億円)、YoY +42%
利益率:▲4%、YoY +9%
そして、Amazonの国別売上高(2016年)を見ると
・アメリカ → 903億4900万ドル(前期比28.0%増)
・ドイツ → 141億4800万ドル(前期比19.7%増)
・日本 → 107億9700万ドル(前期比30.6%増)
・イギリス → 95億4700万ドル(前期比5.6%増)
・その他 → 111億4600万ドル
アリババのクラウド事業の展開先、東南アジアやインドと被っていないことがわかる。
データセンターは規模の経済がもろに働くため、国策(仮想敵国:中国)と人口規模があるインドはともかく東南アジアはアリババが制覇してしまうシナリオが容易に想像出来る。
そして、データセンターはAWSに見るように儲かる上に一度覇権を確立したら、そうそう乗り換えはしないであろうワイドモートであるようにゆかぴょんには思えるのである。
したがって、ともに時価総額50兆円ほどのAmazonとアリババ、どちらが先に100兆円企業になるかといえば…、アリババなのでは?
まあ、AmazonにはAmazonプライム(定額会員サービス)とecho(AIスピーカー)、アリババにはAlipay(電子マネー)という無視できないサービスの違いはあるけれど…。
うーむ、買い増ししておくかな?と悩むゆかぴょんなのであった。ちゃんちゃん。