東芝の半導体事業売却について調べていくうちに気がついた「いいね!」と思った企業、その株価は既に高いw

 

ダウは21,000ドル目前から▲500ドル程度の調整、NKはトランプ当選後19,600円から▲1,200円程度の調整だから、当然といえば当然なんだろうけど…。

 

この半導体業界についての解説で一番わかりやすい説明をしているのが湯之上隆さんだとゆかぴょんは思う。

 

爆発する3次元-NAND市場】(2017/4/13)

本格的なビッグデータ時代の到来

→HDD(ハードディスク)からSSD(ソリッド・ステート・ディスク、フラッシュメモリを用いた記憶装置)へ

→SSDには3次元ーNAND(以下、3D-NAND)が必要

NANDの売上シェア(2016年3月時点、この時点ではどこも主力は2D)

①サムスン33%

②東芝(19%)+サンディスク(16%)=34%

③マイクロン(14%)+インテル(10%)=24%

④SKハイニックス8%

…②の足し算、端数処理のせいにしろおかしくね?

それはさておき、同2016年3月末時点の3D/(2D+3D)の比率はというと、【東芝メモリ喫緊の課題】によると

①サムスン40.8%

②東芝+サンディスク=5.4%

③マイクロン+インテル=17.6%

④SKハイニックス3.3%

正直、一年前のデータしかないんかい!という気もするんですが、どうやらサムソンがダビスタの大逃げ状態。

 

さらには中国の半導体ファウンドリー企業の紫光集団がXMCのと半導体事業を統合し、3D-NANDの生産を開始するらしいですが、ゆかぴょんにはこのシナの国策企業の評価はいたしかねまする。

ちな、湯之上氏は【中国、海外企業「爆買い」失速】と題して、紫光集団について記事にしています。

 

ほんでまあ、その、じゃあ、サムスン買う?と聞かれれば、株価は最高値、昨年11月に155万ウォンだったのが4/18には207万ウォンですよ。地政学リスクを考えたら、ちょっと買う気にはなれません。

それにゆかぴょん、ネトウヨだしw

あと、D-RAMはサムスンとSKハイニックスが市場シェアを占有してますけど価格は暴落したりする。

つまり、市場独占してもボったくれる場合とそうでない場合があるようで半導体の完成品は前者なんじゃなかろうか、と疑っている。

 

だから、SKハイニックスもXMCも当然買う気なし。

東芝は半導体事業売却。

ここを買う陣営がどこかというのは大きな影響を与えることになるんだろうけど、現時点では東芝の半導体事業はやればやるだけ儲かる構造にはなっていない、あくまで買収した本体が既にそれを生かせる態勢になっているかどうかが大事なんだと思う。

 

サンディスク、マイクロンはその意味では資金力がないんじゃね?

で、インテルは(東芝の半導体事業を買収するわけじゃないけど)どうなんだろ?と考えた時に、悩むのである。

 

湯之上さんは【半導体の盟主、インテルの没落】(2016年10月)と題して、4年後にはサムスン、TSMCと逆転しているだろうと予想している。

PC(MPU)ではインテルが覇者となったけれども、スマホに乗り遅れ、クアルコムにモデムチップ、CPUを抑えられてしまう。

そして、AIのチップではNVIDIAが独走。

 

ここから巻き返すべく、

2012年から半導体の受注生産(ファウンドリー)ビジネスを開始

2015年にアルテラを買収、サーバー甩プロセッサ部門を強化

2017年にモービルアイを買収、車載半導体部門を強化

とインテル勝負してるw

 

アルテラとモービルアイ買収の効果が出てくるとしたらこれからなんでしょうけど、20152-2015の売上を見るに伸びていない。

 

湯之上氏はインテルの将来を悲観的に評価している。

(続く)