昨21日、年初来高値の475円(2016/12/15)から▲291円30銭(▲61.3%)となる183.70円だった東芝が大幅反発。

 

ウォール・ストリート・ジャーナル日本版が「今が買い時、この底値から50%上昇する可能性もあり、メモリー事業だけでも現在の時価総額である77億ドルの2倍の価値がある」と報道した影響…らしい。

 

半導体事業はそうかもしんないけど、 米原発事業で発生する損失額が7125億円、さらには天然ガスの長期購入契約でもしかしたら最大1兆円、中国でも原発建設が遅れてるし…、と考えたらちょっと買えないですよ、こんなクソ株。

 

2011年秋にオリンパスの粉飾決算騒動の時は、株価が一時424円まで下がって、その後、2016年2月には5000円弱のテンバガー達成しましたけど、アレとはちょっとわけが違う。

オリンパスはバブル期の含み損をトバシで隠して、時間をかけて穴埋めしたわけで発覚した時にそれによって債務超過の恐れもないし、本業は好調だったから、アソコまで下がるものでもなかった。

まあ、それは全容がわかった後知恵でいえることですけど。

 

ということで、ゆかぴょんは東芝・ウエスタンデジタル陣営がダメなら、残る3D-NANDの3陣営、サムスン、SKハイニックス、インテル・マイクロンのうち、インテルを買おうと思う。

 

PC時代はウインテル帝国で世界制覇したものの、スマホではARM・クアルコムにしてやられ…。

しかし、次代に向けて勝負の気配あり。

FPGA (英: field-programmable gate array、製造後に購入者や設計者が構成を設定できる集積回路 )の世界シェア2位のアルテラ(1位はザイリンクス)をM&Aし、データセンターやIoTのシェアを握り、自動運転や家庭内ロボのCPUなども…と目論んでいる模様。

 

クアルコムは?

売上の半分が中国、1/4が韓国なんですよ。

ここに依存しているということは、米中貿易戦争や極東有事の際に危ない…、とゆかぴょんは思うのです。

 

それと、3D-NANDの一角、東芝がああいう状態ということは、ウエスタンデジタルが東芝の半導体事業をM&Aすることは日本の国策上認めないでしょうから、この陣営は資本調達などで不利になる。

しかし、韓国の2陣営が覇権を取ることは米国が許さない。

よって、インテル陣営を後押しする…と見た。

 

まあ、資本財企業はシーゲルさんによると、リターンの低い分野ということらしいから、長期保有の配当再投資戦略ではなく、シクリカルサイクルの波が来てそれに乗る銘柄であるかどうか、というとこですな。

天命、是か非か!