労働政策研究・研修機構が毎年発表している「ユースフル労働統計」 は、厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」をもとに、60歳まで働いた人が平均的にもらえる生涯賃金を毎年算出しているそうです。

それによると、大学・大学院卒の男性(※)を見てみると、1997年の2億9250万円を頂点にダウン。2009年には2億5180万円まで下がっている。この時点で4000万ほどの減額だ。ただし、その後は停滞して直近の2014年は2億5890万円に“微増”している、とのこと。

※学校を卒業して直ちに就職し、60歳で退職するまでフルタイム労働を続ける場合(正社員とは限らない、同一企業継続就業とは限らない)

男性の大卒生涯賃金は約3億円と思っていたゆかぴょんですが、同世代からちょい上の世代では2.6億円ぐらい、ということですな。

あくまで平均、人生いろいろ、会社もいろいろ、なんでしょうけど…。

ゆかぴょんの会社も一昨年にはリストラがありましたし、バブル崩壊このかた、倒産・破綻、合併、リストラ、部門縮小や売却、etc、etcでサラリーマンは無事是名馬と新卒入社した会社に定年までいられると思うのは甘い!甘すぎる!十万石饅頭!なんでしょうな。

そこで、ふと、ナニワ金融道チックに生涯賃金3億円を現在価値に割引いてみました。
ゆかぴょんの会社の組合資料によると、非ライン課長(部下なし管理職)で出世が頭打ちだと退職金込みで3.2億円ぐらい(ゆかぴょんの適当推定)
入社5年目(=ゆかぴょんの現在)からの生涯賃金で3億円ぐらいと思うので、3・5・8・10%で現在価値に割引きする。(エクセルで、=年収/(1+X%)^XX年で現在価値に割引いて合計する)
3%:17,816万円
5%:13,090万円
8%:8,794万円
10%:7,005万円


むむむ、マジですかっ!?
8%で回せれば、現在の8,800万円は27-60歳の生涯賃金3億円に匹敵するですと?
もしかしたら、ゆかぴょんの総資産1.31億円は非ライン課長の5割増し、部長クラスの生涯賃金に匹敵すんの?

いや、まあ、福利厚生とか、社会的信用とか、厚生+企業年金とかがあるし、インフレになっても給料はある程度それに追随するだろうから、そこまではないでしょうけど。

うむ、やはり、ぼーっと現預金・日本国債で積んでおくだけではイカン!
日米ともこんな高いところから買い出すリスクは怖いけど、少なくとも半分ぐらいは株で投資しといた方がいいんじゃね?との思いを新たにした週末であった。ちゃんちゃん。