認知症の女性がデイサービスセンターから徘徊して死亡、福岡地裁(平田直人裁判長)は9日、施設側の過失を認めて計約 2870万円の支払いを命じた 、とか。

当時76歳だとか。
施設側の過失はあるだろうけども、その賠償額(逸失利益と慰謝料?)の算出根拠を知りたいw

お婆ちゃんが生きてたら、受け取れたはずの年金-介護サービス料?
何というか、昭和の御代に年金制度を「枯れ木に水をやってもしょうがない」と失言で物議をかもした政治家がいたそうですが、今となっては失言というよりも金言のような気もします。

ガリバー旅行記に、不死人間ストラルドブラグが出てきますが、この高齢化社会を予言していたかのようですな。
(ストラルドブラグは不死であるが不老ではないため、老衰から逃れられず、いずれは体も目も耳も衰えて、集中力も記憶力もなくなり、日々の不自由に愚痴を延々こぼし、歳を取った結果積み重なった無駄に強大な自尊心で周囲を見下す低俗極まりない人間になっていく。80歳で法的に死者とされてしまい、以後どこまでも老いさらばえたまま、世間から厄介者扱いされている悲惨な境涯を知らされて、むしろ死とは人間に与えられた救済なのだと考えるようになる)

まぁ、ぶっちゃけ困った存在で遺族もホッとしてるのがホントのところじゃないんですかね?

施設に預けた親を虐待で…とかなら怒るのもわかるけど、
(非常口の)施錠禁止、拘束禁止、薬物拘束禁止で介護職の人出不足の中、徘徊癖のある老人を管理し切るのは無理でしょう。

これ、「再発防止策は?」を検討したら、「今の施設や料金じゃ無理、今後はお断りするしかないですね」となるんじゃないのかな。


日本の司法も、(庶民から見て)常識的な感覚から遊離してますな、と思うゆかぴょんなのであった。
ちゃんちゃん。