本日の日経は、イタリアの銀行の不良債権比率問題などがクローズアップされた流れを受け、大幅に下落。
一時、15,167.98円、▲500円安。
後場から水準を切り上げ、▲290円安まで戻す展開。
ドル円は100円台に突入。

ゆかぴょんは、日本株は600万円ぐらいしか持ってないから、まあいいか。
いや、ホントは空売りで含み益爆増とありたいところだけれどww

異次元の金融緩和で、円安→輸出増→株高、企業収益好転→賃金増→消費増、好景気→物価上昇、デフレ脱却…

同時並行や前後して起きる事象もあるから、上記のチャートはちと単純化しすぎだけども、おおよそそれがアベノミクスの目指すところだったはず。

実際には、円安でも輸出増は起きなかった。
数量ベースではほとんど変わらず、資本財・中間財主体になっているのと、海外に工場を建設して国内の工場は閉鎖していたから、国内生産がそうそう増えるわけはないのである。

また、失業率の低下と雇用増は起きたけども、賃金の上昇は起きなかった。
経営者の報酬増、内部留保、自社株買いや配当増、と経営者と株主に配分されて労働者には成果は回らなかった。

つまるところ、金融政策(金融緩和)と財政政策(財政出動)で一時的に株価上昇、好況感を演出できても、それが持続的な好景気に繋がるには他の何か、例えば構造改革が必要なのである。

原油などの資源安と団塊世代の65歳完全引退による労働市場の需給引締めという追い風を抜きにすると、アベノミクスとは何だったのか?と言わざるをえない。

結局のところ、アベノミクスの起点=2012年11月の衆院解散発表時、ドル円80円、日経平均8800円とし、ピーク時を125円、20,700円とすると、ドル円1円当たり日経平均264円の増減となる。
おおよそそれで、株価の説明はついてしまう。

ということは…
只今、ドル円101円。
超々単細胞の上記モデルだと、日経平均の理論値は14,344円。

現実の7/6終値15,378円とは1,000円近い乖離。

おそらく、為替に株価が近づいていくはず…とゆかぴょんは睨んでいる。
それは、今週末の参院選後に実現する…はず。

ふむ、面白くなってきましたな、と思うゆかぴょんなのであった。
ちゃんちゃん。