日銀がマイナス金利を導入というところで、思うところをツラツラと書き残しておこうと思う。

ま、一つは今年もゆかぴょん、「ダマラム、一生の不覚!!」ということ。
フィンテック関連の含み損に浮かれて、相場観が歪んでいたな、と。
そして、そのフィンテック関連も握力の弱さから狼狽売りしてしまったな、と。
さらには、空売り比率の高さから、どこかで目先の底を打った時の反発はデカいと思いながらもin出来ず、と。

とまあ、反省はそれぐらいにして、この先どうなるのだろうと予測してみる。


●円安に進む(既に118円台→121円台)
輸出企業にプラス

●金利低下(長期金利0.220→0.095)
  借入金の多い業種にプラス(不動産、消費者金融、リース業)
  銀行の収益にマイナス(メガバンク、地銀)

●政府、日銀
  打つ手が段々なくなってきた
  安倍政権はやれることは何でもやる
  ただ、もう緩和しても効果薄、日銀・郵貯・年金の株式比率upぐらいしかない

思うに、円安に進んでも輸出数量がほとんど増えない傾向にあるので、輸出企業も為替分くらいしか収益は改善しないと思われる。
そして、日立建機(純利益が前期比63%減の95億円)やキャタピラー(純利益43%減)に見るように、資源安・新興国景気の低迷傾向は続くと思われるので、一時的な効果に終わると思う。

不動産も今日は騰げたけれども、2015国勢調査によると人口動態は東京圏のみプラスで阪神・中京すらマイナス。その東京の新築マンションも平均分譲価格が6000万円を超える一方、賃金は伸びず、団塊Jrという40代前半のボリュームゾーンを狩り尽くしたと思われるので、全員参加型のバブルは発生しえないはず。

銀行は国債は買えず、買っても金利が低く、では貸出を伸ばせるかといえばそうもいかず、収益は悪化するはず。ことに、ゆうちょ銀行とかんぽ生命はその傾向が顕著になるはず。
この大勢には逆らい難いはずだから、ゆうちょ・かんぽは月曜からでも売ってみるべし。

ゆかぴょん思うに、政府・日銀はフェティシズムに陥っていると思う。
90年代のPKO、PLOの『株価を騰げれば景気が良くなる』が、アベノミクスでは『金融緩和すれば(金利が低下し、株価が騰がり)景気が良くなる』となり、そしてマイナス金利で『マイナスにすれば貸出が増える』と考えている模様。
しかし、それは因果関係が逆であり、逆は必ずしも真ならず、だと思う。

最終的には、通貨の信用力を毀損することになる…と思われるから、金現物、資源株、そして海外の優良株やREITにシフトした方がいいように思う。
未だゆかぴょんのPFの過半は円キャッシュ待機ですからな。
この辺を何とかせねば、と考えるゆかぴょんなのであった。
ちゃんちゃん。