老化を防ぎ、寿命を延ばす効果があるとされる薬の臨床試験が、世界で初めて米国で来年から行われることになった。

報道によると、アンチエイジング(老化防止)薬として臨床試験が行われるのは、1940年代から世界で広く使われている2型糖尿病の治療薬「メトホルミン」。腎臓病や多嚢胞性(たのうほうせい)卵巣症候群などにも効くとされ、1日当たりの投薬コストは日本円で約8円と安価だ。

 今回の試験に参加する英国のカーディフ大学のベルギー人研究者らが昨年、この薬を回虫に投与したところ、加齢が遅れ、寿命が延びる効果が確認された。マウスへの投与でも寿命が40%延び、骨も丈夫になった。そこで定期的にメトホルミンを服用していた糖尿病患者について調べたところ、服用していなかった人より平均8年も長生きだったことが分かった。

原因分析の結果、メトホルミンには、生物の細胞を頑丈にし寿命を延ばすとされる酸素を細胞内で増やす効果があることが判明。

研究者は、投薬により人間の老化を20年程度遅らせる効果があるとみており、「100歳の人は寿命が120歳まで延び、70歳の人は50歳の若さと健康を手に入れられる」と主張。アルツハイマー病やパーキンソン病の進行を止める効果も期待できるとしている。

また、マウスで寿命が40%延びた効果が人間で再現された場合、その寿命が50%も延びる可能性があるという。

===(以上、引用終わり)==============
これまた「マジかよ」という話ですが、何らかの効果は確かにありそう。

ちなみに『メトホルミン 副作用』でググると"嘔吐、下痢、腹痛"まれに"黄疸を伴う急性肝炎"が発生することがあるようです。

しかし、若返るわけでもないでしょうから、長生きは福音となるのかどうか?
伊能忠敬のような例はごく稀であって、60過ぎてから世のため、人のため、元気に長生きして活躍してくれてありがとうとか、もっと長生きして活躍してほしかったという人間が世の中にどれだけいるのやら。

老害が今以上に蔓延る息苦しく、世代格差がますます拡大していく世の中になるだけではないのですかな?
長生きすることで現役世代が増えるのならともかく、医療費・年金などを社会保障がますます破たんに近づくだけのような気が……。

それと、この薬は古くからの糖尿病治療薬に思わぬ効果があったということのようだけども、ギリアドのソバルディに見るように、効果がある新薬なら1錠8万円!みたいな、
「桔梗屋、それはボッタくりすぎだろう」
「いえいえ、勉強してずいぶんお安くしております」
的にグリーディな欧米製薬メーカーがですな、不老薬を開発して1日分8円で販売するわけがないww
もし発売するにしても、臨床・改良する過程で認可を取って高値で販売するに決まってるww

で、中国を始めとした海賊版上等な国では、権力者・富裕層は正規品、そうでない層はジェネリックのメトホルミンを乱用することになるんでしょうな。
バイアグラの不老薬版ww

しかし、寝たきり・痴呆の要介護者や刑務所の高齢受刑者なんかも服用を希望すれば投与するんですかいな?

自然のありようは「親死ね、子死ね、孫死ね」
「孫死ね、子死ね、親死ね」になっちゃーいかんぞなもし、と思うゆかぴょんなのであった。
ちゃんちゃん。