ゆかぴょんが愛読しているサイトの一つに、DARKNESS DUA というサイトがある。
グロ画像が貼ってあるので、嫌いな人はリンク先は踏まないように、と注意しておいた上で、本日の記事が面白い。
『人工知能が人間に答えを与え、仕事を奪い、殺人をする時代 』と題し、既に人工知能が人間の仕事をどの程度代行しているか、を列挙し、未来を洞察している。
■2014年7月にAP通信は「オートメイテッド・ジャーナリズム」を採用し、企業の決算報告の記事を人間の記者に発注するのではなく、コンピュータのソフトウェアに書かせることにした、とのこと。
オートメイテッド・ジャーナリズム・・・、聞き慣れない言葉ですが、日本語で言うと「記事自動作成」というのがニュアンス的に一番近い、かも。
■また、最近、スマートフォンの多くが、人間の話し方言葉を理解して答えを返すようになっており、その精度は非常に高く、実用的といえる。
もうスマートフォンに話しかけて何か答えをもらうというのは、普通に行われる日常の光景となっている。
その一歩先の世界は、店頭の受付、レジ、対応、誘導、注意喚起、セキュリティ・チェック等もこうした「人工知能」が担うようになるのは時間の問題であるだろう、という。
■航空分野では自動操縦は当たり前のものであり、最近では戦争で使われる無人機もすっかり定着して、アメリカ軍は戦死者をひとりも出さずにテロリストを上空から爆殺することができるようになっている。
標的の動きをテロリストかどうかを判定するアルゴリズムが開発され、爆殺するかどうかを決めるプログラムができれば、その瞬間、戦争は人間が行うのではなく、人工知能と無人機が自動的に行うものになっていく。
殺人を自動的に行う技術は、もう人間はいつでも開発できる段階まで来ていて、あとは倫理的な問題をクリアするだけなのである。
そして、ドローン(無人機)が本土の基地へ送信してくる膨大な画像データは日々増大してきつつあり、その膨大な画像を(サポートする解析するソフトも平行して開発・提供されているものの)分析するのは、非常に退屈で苦痛な仕事であるという。
ということは・・・、いずれはその面倒臭い分析と判断もまた人工知能にサポートさせ、そして代行させる日は近い、はず。
■ゆかぴょんが思うに、これはもう、鉄砲伝来と同じ構図ですな。
家中に否定派は多数あり。
曰く、高い、数が揃えられない、命中率が低い、一度撃ったら次発に時間がかかる、雨が降ったら使えない、弓のように曲射が出来ない、弓なら籠城時に竹や木を切って矢を自給できる、火薬と鉛が買えなくなったらどうする、暴発事故があるetc、etc。
理屈と膏薬はどこにでも引っ付くから、否定するのは簡単なんですよ。
しかし、大きく2つに分けて、鉄砲がこれからの世に重きをなすや、なさざるやと問えば、答は前者であるとわかるでしょう。
人工知能もコレと同じで、多々問題はあろうけども、既に明らかに実用段階に入っている、そして実用段階に入れば問題点は自ずと洗い出されて解決され、その応用範囲は拡がっていき、いずれは人工知能の自己学習能力が進化していく・・・。
考えて見ればわかることですが、人工知能は、他の技術の進歩と同様、必要とされる限りは進化し続け、断絶や退化することはありません。
ということは・・・、次世代のテクノロジー株の大本命は『人工知能』だ、ということ。
だって、量子コンピューター、核融合炉、自動運転、遺伝子解析・・・、PGM作成やPGM修正、実験・検証・モデル修正・再実験を人工知能にサポートさせ、いずれは代行させる・・・ことが出来るようになれば、どれだけ有利かは自明のことでしょう。
では、『人工知能』で買うべき銘柄は?と言えば、未来のことは誰にもわからないw
しかし、現在の『人工知能』の急速な発展はディープラーニングという仕組みによるものが大であるという。
とすれば、やはり世界中の英才が集い、数年赤字でもあっという間に世界中に展開・急成長できる経済モデルを持つ、アメリカのITの企業、グーグル、アップル、アマゾン、フェイスブックであろう。
そして、もう一つは世界のビジネスソリューションのNO1、IBMであろう。
IBMのワトソンは、日本のメガバンク、三井住友海上などの顧客オペレーションの一部に既に導入されている。
さて、これらの株が『人工知能』の未来の可能性をどれほど株価に織り込んでいるであろうか?
おそらく、まだほぼゼロであり、既存の事業とその収益・可能性しか織り込んでいない、と見る。
ゆえに、ゆかぴょんは、この先の相場は日米欧中、新興国とも暗い・・・と思いつつも、キグチコヘイは死んでもIBMとGOOGLEの株は離しませんでした、としようと考えているのである。