来年のことを言えば鬼が笑う、と言うけれど、全くその通り。
「み、見抜けなかった、このリハクの目を持ってしても・・・」ということの連続ですよ、ゆかぴょんの人生もww
しかしながら、人間は考える葦である。
一瞬先に何が起きるのかはわからずとも、明日は、明後日は、一年先は・・・どんな方向に向かってどんなことが起きそうか、というのはある程度考えることが可能であり、有用なのである。
後でブログを見返した時に、あの時はああ考えていたんだな、とわかるように書き残しておこう。
「中国ショック」から1週間、各国主要株価指数の変化から浮かび上がる危機の本質 と題した8/29竹中正治氏の記事が面白い。
【野口由紀夫氏の意見 】
・世界同時株安は「投機の時代」の終了を示す
・現在生じていることは長期的な展望で捉え、『リーマンショック後続いて
きた金融市場での世界的なバブルの終了』と捉えるべきである。
現在生じている株価下落は、リーマンショック後の新しい均衡を求める
動きである。・・・アメリカの金融政策は投機を煽った
→ゆかぴょんも、ITバブル崩壊の対策として、米住宅バブルが引き起こされ、その結果、リーマンショックが起きた。そして、リーマンショックから立ち直らせるためにQE1,2,3と金融緩和をFRBが行い、通貨安競争が起きて、日本のアベノミクス(黒田バズーカ)、欧州金融緩和、中国金融緩和・元切り下げ、と繋がっている、と見ている。
したがって、金融引締を行うとどうなるのだ?財政緩和バブルが発生した後で、という見方はあたっていると思う。そりゃ、バブル崩壊するか、何らかの弥縫策でちょっとだけ崩壊が先延ばしになるか、のどちらかであろう。
【小幡績氏の意見 】
・今回の暴落(8月下旬の上海市場暴落)は中国や米国の金融政策が
原因ではなく、中国経済の後退を中心とする世界的な新興国の実体
経済の低迷が理由である
・それゆえに、この暴落は、ある意味静かで怖い。
・パニック売りならば落ち着けば戻るが、実体経済の低迷が理由ならば
その実体経済に釣り合う水準まで株価は下げていくから。
・そして、日本の株は世界の主要国の中で一番下げるだろう。
・なぜならば、日本の株は世界で一番上がってきたからである。
・海外投資家が買い、公的が買い、個人が買い、買うから上がる、
上がるから買う、上がっても機械的に買う(公的)と、買いが買いを呼ぶ
サイクルが廻って上げ続けたから。
・これが一旦、下がるから売る、売るから下がるというサイクルになれば
崩壊が一番早い。公的が買い支えるかのように見えたなら、これ幸いと
海外投資家も個人も売りつけるだろう。
→アベノミクスには賞味期限がある、それは最初からわかっていたんですがなあ。買いで儲けられず、売りで担がれては損切りさせられ、下手っぴ投資家は踏んだり蹴ったりですよ。
でも、ここから先は基本下げ相場、ですよ。
だって、もう買う人がいないんですもん。
そして、おそらく、外資が本気で売り崩しにやってくる、はず、と見ている。
日本の年金財政の崩壊の日は近い、となると木の又から生まれてきた日本人はいないんだから、他人事じゃーないですな。どーする?
グリーディに売りで取って、ドデンで安値で優良株が叩き売られてるのを仕込む、とこう行きたいもんですなww
【竹中正治氏の意見】
日本株については悲観的な見方はまだしていないが、日経平均2万円前後の水準からは、それほど強気・楽観的にはなれない。中国の経済成長の下方屈折は深刻で長期化すると思う。この点については来週トムソン・ロイターのコラムで詳述する予定、とのこと。
→ゆかぴょんは、この秋は暴落の秋、世界の秋になると見ている。
日米とも個人投資家は利が乗っている銘柄は損益通算するために調整売りをするタイミング。相場が弱含みな中、何かの悪材料で大きく下げたら、我慢して残しておいた含み益銘柄もついには投げさせられる・・・という気がしますがなあ。
そして、米国シェールジャンク債、欧州難民問題、中国不動産・株バブル崩壊、隠し債務の発覚、新興国の元利下げによる輸出減、ドル利上げによるドル建て債務の負担増、資源国の資源安による収入減、などなど、理屈と膏薬はどこにでも引っ付きそう。
相場が良い時はそれらの悪材料をも織り込んで上げていくのだろうけれど、悪い時は悪い方悪い方に受け取られてXXショックが発生するものである。
とまあ、生き延びて確かめたいぜ、2020年!
そのためには、まずは今年1年は生き抜かなくてはのう、と思うゆかぴょんなのであった。
ちゃんちゃん。