今現在の世界のおかれている状況は、第二次世界大戦前というより、第一次世界大戦前に近いのでははないかと思う。


第一次世界大戦特需バブル

反動不況で長期のデフレ

世界恐慌

日銀引受

そして戦争へ・・・


1986-1989バブル

バブル崩壊

デフレ

リーマンショック

日銀異次元緩和

そして戦争へ・・・?


1986-1989バブルからリーマンショックの間には、ITバブルや2003-2006の世界景気拡大バブルがあったけれど、日本ではその間も一貫してデフレは進んでいた。


また、相似形として、ロシアが崩壊してソ連として復活、ソ連が崩壊してロシアとして復活。

関東大震災と東日本大震災。


そして、設備投資に次ぐ設備投資で世界恐慌を乗り切ったナチスドイツ。

リーマンショック後、4兆元(当時のレートで54兆円)もの景気刺激策を取った中国。

景気刺激策の後と前という違いはあるものの、それぞれ、1936ベルリンオリンピックと2008北京オリンピックを開催しています。


ちょっと出来すぎなくらいに似ていると思う。

このことに触れないマスゴミって、やっぱ、クソだわとゆかぴょんは思う。


しかし、そのオリンピック前後で軟着陸しておけばよいものの、そうはイカのタマーキン。

過剰な設備投資が仇になり、それを何とかしないといけなくなるんですな。


ナチスドイツの場合、生存圏の拡大と称して近隣諸国を侵略し、市場を確保しないといけなくなります。

中国も、南シナ海を侵略し、あわよくば石油などの海底資源を確保。

Brics銀行とAIIB(アジアインフラ投資銀行)を設立し、他国の金で自国の企業・労働者を稼働させることを目論見ます。


日本の場合は、金融緩和をどこかで引き締めなければいけないはずです。

しかし、第一次世界大戦後のそれは軍事費削減をしなければいけないところ、1936年の2.26事件で潰えます。


今回のアベノミクスでは、社会保障費の削減ということになるんでしょうが、国民の平均年令が40歳を超え、有権者の1/3は高齢者、年令が高いほど投票率が高いという構造から、そんなことは無理でしょう。


ということは、日中欧米の金融緩和競争の出口はおそらくはない


つまり・・・(続く)