二子玉川に本社を移した楽天であるが、表面上は絶好調である。
アベノミクスと業績が相まって、2013年末に700円前後から、2100円弱まで株価は伸びている。
しかしながら、5年後、10年後を考えると、あまり買いたくない株である。
というのは、ゆかぴょんは楽天市場のデザインと仕組みが大嫌いなのである。
ユーザーの『あのゴテゴテしたデザインと迷惑メール爆弾は止めい!』という声には応えない。
IT企業とは思えない情報流出事故を起こすシステムリスク管理態勢。
そして何より、クソ高い出店料である。
楽天の出店料は月額19,500円からとされているそうである。
ってことは、出店すると最低年24万弱の費用がかかる。
しかも、種々のオプションなどを付けると年間出店料は実質582,000円に上るという報告もあるそうな(5月29日付サイト「楽天出店で失敗しないために<楽天逆転プロジェクト>」記事より)
楽天という名称は、明らかに織田信長の楽市楽座を意識していると思うが、半島人が特殊浴場店に太閤とかミカドとか名付けるのと同レベルで『そんな名前つけるな!』と思う。
スタート当初は仕方がなかったのかもしれない。
何しろ、日本ではアマゾンやグーグル、フェイスブックに見られるように初期投資が嵩んで赤字になる企業にエンジェル投資をする仕組みが貧弱であるから。
しかし、2000年に株式公開し、資金調達できた後は違うであろう。
本来、そこでインターネットの1丁目1番地、『基本は無料』に立ち戻らなければいけなかったのだ。
そして、その上で、売上げに応じてチャージを取る仕組みに切り替えるべきであった、と思う。
何しろ、システムは一度出来てしまえば、ユーザーを追加しても追加の費用はさして発生しない。
少なくとも、年24万も徴収するほどのコストはかからないはずである。
トラブルが起きると、必ず楽天有利というか、楽天の都合を相手に押し付けてくる傲慢で稚拙な体質、これまたゆかぴょんが大嫌いなところである。
また、楽天がM&Aをすると、その買収された企業のサービスが必ず劣化する。
●DLJディレクト証券(→楽天証券)
サーバーを安物に入替え、何度もシステムを停止となるトラブルを発生させ、金融庁から業務停止命令を受ける。
●イーバンク銀行
振込料無料サービスを止める
●旅の窓
旅館・ホテル側の手数料負担を一方的に上げる、成果報酬型広告の楽天負担を旅館・ホテル側に押し付ける
などなど、優越的地位を得ると安易にそれを乱用したがる傾向が非常に強い。
こういう企業はいずれ淘汰されるんだろうな、と思うのだけど、憎まれっ子世に憚るww
しかし、それゆえ、ゆかぴょんは要観察としているのである。
取引先・ユーザーの不満を貯めていく楽天の姿勢は、いつか高転びに転ぶことになるだろう、と予想しているのである。