まあ、一般論でいいから、とおやぢに語らせてみる。


「私見では、以前にも言った"人口動態"と"テクノロジー"なんだよね」


ふむふむ。


「けど、アベノミクスに乗り遅れ、ドル高円安に乗り遅れた日本の個人

投資家としてはどうすればいいか?と朕は悩んでるんだけど、 実は

ゆかぴょんもそうじゃない?」


おお、そうじゃ。

2013,14年はともかく、2015年は株は豚の喧嘩でトントンだし、ドルベースで見たら目減りしてるしのう。相続した日本国債はもろにそうじゃわい。


「でまあ、取り戻そうとする博打は失敗する、という経験則があるんで、

今から全力投資は止めて総資産の1/2か1/3投資でオレはまだ本気

だしてないだけ、状態にしてるのね


おお、そーかい。


「というのも、経済のグローバル化が進んで、リーマンショックの時

みたいに、下げる時には世界中の株も債券も不動産も下げる

じゃない」


そうさなあ。


「で、未来のことは誰にもわからない。だけど、日本株はここ数週間で

 見たように下げたら怖い。アメ株だって、バフェットは利上げをすると

 考えたら割高、って言ってるじゃない。」


たしかにのう。


「だったら、一定金額はキャッシュにしといて下げたら買う銘柄を選定

 しておくべきかなあ、と。まあ、下げた時に買い出動するのも度胸が

 いるんだけどねww」


「で、朕は待機資金を円とドルに振り分けて平準化してるんだよ」


なるほど。


「とはいいつつ、未来のことはわからない。このまま、日本もアメリカも

 上げ続けるかもしれないから、ある程度は持っておくべきと思うのね」


「そうすると、こないだ話したテクノロジー株にテンバーガーの夢を託し、

 人口動態、日本の海外売上比率の高い銘柄やアメリカの多国籍企業

 の中でバフェット・シーゲル的な視点で、少なくとも10年後でも価値を

 保ってる企業を買うのはどうかなあ」


「これだと、下げても買増しのチャンスwwって思えそうじゃない?」


なるほどのう。


「あとさ、人口動態は、絞り込み条件を追加すると面白いみたいね」


どゆこと???


「生産年齢人口増加率が高い →人口ボーナス期、

若年層識字率>成人識字率 →良質な労働者が増える

 どちらも経済成長率を高める要素みたいだね」


ほうほう、して、どういう国が?


「あとは自分でも確認してほしいんだけど、フィリピン、メキシコ、

インドネシア、アメリカ、といったとこらしいね」


「ただ、でもさ、テクノロジーの進化でさ、『教えてやろう、人口の多さが

 国力の強さに繋がる時代は終わったのだということを』てな事態にも

 ならんとも限らんよね」


ふむ・・・


「ま、それをいっちゃあ、おしめえよ、でさww明日も10年後も、口も

 ないのに金がモノをいう世の中だと思えないなら、投資しないで

 使ってしまって今を楽しむべきだと思うけどww


なるほどなあ。


「うーむ、してみると、夢と価値の保全をかけて、タイムマシン投資

 ちゅーのはどうじゃらほい?」


「???」


(続く)