「おやぢ、グーグル騰がっとるやんけ」

と、午後の暇な時間に話を振る。


「ゆーても、6%ぐらいでっしゃろ。もし、売っても手数料と税金引いたら、

なんぼにもなりまへんがな」


うむ、やはり、銭の話をする時は関西弁に訳すのがしっくりする。


「実はのう、ちいと相続で銭が入った、つーか、入っとったんやが、

日本国債で放置しとったんじゃ。そやけん、PFを再構築しようと思うん

じゃが、現時点からだとどうしたもんじゃろかい」


「えろう、抽象的でんなあ。そら、おまはんの決めることでっしゃろがい。

ちなみに投資可能資産がなんぼなんでっか?」


転勤族のゆかぴょんは意味はわかるが、どことどこの方言が融合しているのか、自分でもわからなくなっているのであるww


「ゆかぴょんの財産と相続をあわせて、一本じゃ」

「一本でっか・・・」


うむ、おやぢは1,000万円程度だと解釈してるであろう。


実のところ、9,000万円弱になるのだが、そう誤解させるよう誘導しておく方がいい。

何せ、ゆかぴょんの会社は、総合職はいい給料を貰っているはずなのだが、40代独身男性が3000万ぐらい持っていると部長が知るや、のけ反るようなマネーリテラシーに欠けた人間が多いのである。(無論、演技の可能性もあるが)


「うーん、アベノミクスに乗り損ねた朕が思うに・・・」

「朕って何だよ、皇帝かwwつーか、それセクハラじゃね?」

「いや、思うという動詞には、我とか朕が似合うと思って・・・」

と話が脇道に逸れていくww