上海市場、深センも香港もそうだけど、中国の株式市場がダダ下げ。
当局は、金融緩和はする、不動産(家など)も担保にしていいよ、一部というか、かなりの割合の銘柄を売買停止にしちゃうもんね、とありとあらゆる手段を使ってきおる。
しかし、人間、他人のアラはよく見え、後知恵はよく出るものである。
日本のバブル崩壊、あれも思えば、先物で空売りが可能になってからであった。
今回の中国もそう。
これは1987年のブラックマンデーか?
(日本市場はNYの暴落を受け、連鎖的に暴落するも、1989年末のピークに向けて再度上昇)
いや、1989年のバブルのピークからの崩壊と見るべきでしょう。
陰の極で底這い・底打ちしてからの金融緩和ならともかく、下げ始めた局面での金融緩和は、機動的にそうするべきとは思うんだけど、経験的にはあまり効かないと思う。
売買停止?
さすが大陸、日本の空売り規制などとは発想の次元が異なりますなww
このような姑息な策を弄しても、傷口を大きくするだけ。
外国資本の信用を失い、資金は流出、売れない個人はますます狼狽、売り圧力が高まるだけであろう。
(売れない銘柄の信用買いの金利って、それでも取られるのかな?)
ということは、ピークよりざっくり5000→3500と3割下げたけれども、昨年8月起点の2000割れを目指すは必定。
逆に考えて、ここから買い支えてやろう、と思うのが無謀極まりないことはよくわかるはず。
さて、遅かりし由良之助、いや、今からでも遅くはない。
何をどうしよう?
上海指数の空売りも出来るらしいけど、金利と当局のなんでもあり(市場閉鎖)を考えると、価格変動リスクはともかく、決済リスクまで考えたら、やめておいた方がいいと思う。
ここは中国依存度の高い株の空売りではなかろうか?
で、本日7/8(水)終値を見てみる。
伊藤忠 1404円(▲143円、▲9.24%)
ラオックス 470円(▲56円、▲10.65%)
コマツ 2231.5円(▲137.5円、▲5.80%)
日産自動車 1191円(▲83.5円、▲6.55%)
ファナック 23930円(▲1135円、▲4.53%)
ユニクロ 55180円(▲1070円、▲1.90%)
ダイキン 8523円(▲318円、▲3.60%)
味の素 2602円(▲46.5円、▲1.76%)
ユニ・チャーム 2843.5円(▲167.5円、▲5.56%)
イオン 1735円(▲39.5円、▲2.23%)
中国の景気が悪化すれば、爆買いはなくなる。
インバウンドの代表、ラオックスはそら下げるでしょ。
日産自動車も中国市場シェア5%程度、120万台売り上げてるから、影響は大きいでしょ。
味の素とユニチャームは本日、薄利撤退したww
ユニクロなどは2012年の反日暴動でチャイナプラスワンがどの程度進んでいるかによると思う。
ファナックなどの工作機械系は、韓国など直接中国に輸出していなくても、間接的に影響が出てくるんじゃないかと思う。
イオンの下げが小さいのが意外。これは中国依存度がどの程度か、要分析。
売りの本命は何といっても、伊藤忠でしょう。
今年1月に、タイ最大の財閥グループと組んで、中国最大の国有複合企業「中国中信集団(CITIC)」の傘下企業に合わせて一兆円強を出資し、資本業務提携をしたのは記憶に新しいところ。
伊藤忠の出資分は5000億円で、日本企業の対中出資としては過去最大。
調べてみて、今年一月のニュースだったっけ?とビックリ。
ニュースを聞いたときから、止めとけばいいのに、どーせ不良債権の穴埋めに使われるだけだって、と思っていたけど、結果が出るのは早そうですな。
ちなみに、CITICの株価も、
52週高値が HK$16.88
本日の株価 HK$12.06(▲0.80、▲6.22%)と立派に下げとりま。
対中出資市場、最大の出資をし、最大の破たんをした会社。
と、センゴク風に言うとこうなるんじゃなかろうか、と。
買い残364万株、売り残101万株。
年初来高値 1756円。
うむ、行ける、行ける、まだ行けますって。
丹羽宇一郎という、ハニトラにかかったのか、キックバックうまうまなのか、伊藤忠の前会長にして中国大使を務めたあの野郎の反日売国発言にはムカついておったからのう。
株の買いがその企業の応援ならば、空売りは不信任投票であろう。
明日の下げは致し方あるまい。
しかし、この下げは明日明後日で終わる下げではあるまい。
失敗は失敗として素直に受け止め、持ち株は処分し、明日からは売り方デビューたい!!