肉の万世で、1人5000円のステーキを頼む。


 「おやぢ、勿論、おごりだよな?」

 「いや、最初からそーゆーてますやん」

 「ちゅーことはアレか、儲かっとるんか?」

 「今日はその口止めも兼ねて、ということでww

  別に誰かに聞かれたらそれなりに答えてるけど、情報が

  流通することで知らん人から借金の申し込みに来られても困るし」

 「ラジャー」

ということで、ステーキに喰らいつきながらの相場談義。


 「いやー、しかし、美味いですなあ。奢りだと思うとなおのこと美味し」

 「多分、役員も自腹じゃこんな贅沢ランチしてないと思うよ」

 「確かに。でも、アイツら、寿司だ、鰻だと会社の金で贅沢してまっせ」

 「人は人、我は我、されど仲良しww」


 「ところで、おやぢ、オールジャパンで自動運転の記事見た?」

 「一応、チェック済み」

 「で、どう思うのよ?」

 「日産(ルノー)が入ってる時点で欧州に情報ダダ漏れだよねww

  まあ、それはさておき、自動運転は段階を分けて考えるといいん

  じゃないかな?」

 「???」


 「まず、もう既に自動ブレーキは導入され始めたじゃない?」

 「ふんふん」

 「モービルアイなんかのを仮にカメラ・視覚型と呼ぶことにするけど

  運転をアシストするオートパイロット、操縦支援と考えれば、十分

  実用段階みたいなんだよね。しかも、価格も15-20万/台と安い」

 「そう思って、モービルアイ買ったったww既に15%ぐらいプラスww」

 「それはオメww

  で、グーグルやZMPのミリ波や赤外線レーダーなんかのセンサー

  型は高いのね。ZMPで270万/台なんだって」

 「ということは?」

 「まずはカメラ・視覚型の運転アシストという形で普及していくんだろ

  うね」

 「まずは、というと?」


 「どうも、グーグルはその先を見てるらしくてさ、スマートシティとか

  スマートメーターとかの都市インフラと組み合わせるところまで

  考えてるらしいのね」

 「???」