「やっぱり僕は病人でしたね。」


血圧測定をしているロボにそう話しかけて、

先程起こった出来事を回想していました。


「パッと見た目では、まったくそう感じないのに、ですね。」


放射線の全脳照射、4日目。

予定の時間にすこし遅れ気味についたのは、副作用逃がしの点滴薬が

うまく身体に入って行かなかったから。


それでも、放射線はいつもと同じように淡々と行われました。

顔のマスクに放射線が当たると

その間、マスクにどう作用してそうなるのか

臭いがするんです。

飯ごう炊飯のときに出るような、特殊な臭い。

それがすると、照射されてるんだなーって感じ取れて、実感するんですけど。


(って、どうでもいい話でした。


で、その照射が終わって

ロボに車いすで押されて、レントゲンに向かったんですが

病院内は、人が少なくて、なんだ、人いませんねー?なんて会話をしていたんですが

レントゲンの処は、人がいっぱいで、20人待ちくらいになってました。

その間、ロボと何気ない世間話をして。


いざ、レントゲンに呼ばれると

レントゲンの撮影台の前まで車いすで運んでくれて

転倒防止の為かな、

撮影しようと立ち上がるんですが、

今日は、それまで割りと元気だったのに

急に立ちくらみがきて、フラーっと脚に来てしまい、

技師と、ロボに支えられながら、完全に病人と化してました( ̄^ ̄;)


昼は、オカンがモスバーガーを買ってきてくれたので

それを食べながら、まったりしてたんですが、

点滴が日に3回あるので

点滴の話がやはり殆どで、

今日はほぼ半日、ロボと点滴トークを展開しているような気がする。


昼の点滴のときも、

点滴の流れを見ていたら、

「いつも笑顔ですね。」と不意打ちで言われるし。

まあ、不安そうな顔で、点滴の時間をあと、30分か、40分か

たぶん。。そうです。と自信なさげに言ってるナースさんを見たら、

思わずニヤけられずにいられないっしょ。w


先輩の元祖クノイチも軽妙なトークの割に、

採血は一発で決めるとか、さすがですねー。って思いつつも。


あと15分くらいかなー。

点滴。

これが終わったら、また情報の再整理と

きょうは、いくらか余裕があるので、読書でもしようかな。


うむ。