ワサワサしてるw
新人ナース二人を従えてあさこは行く。
抗ガン剤を患者に投与する為に←

ちょ、先生!
ガチに困るのやめてください!w
さぁ、あれだけ患者を脅しつけてたんだからその腕前、とくと見せてもらうぜ!
って脳内で言ってたんですが、
いざスタートしてみると本気で刺すとこ迷ってて心底、怖かったw
えー?ここかなぁ?
んや、ちがうなぁ、うーん、どれだ?
って、自問自答かよ!w
その声洩れてますぜダンナ!

わあ。
ガチだったのか!(>_<)
この先生、有言実行だ。。
失敗しちゃったらごめんね
って、まじかよ!
わあわあわあわあ。
と、僕が戸惑っていると
周りのナースさんたちもその空気を感じ取って不安げに見てましたw

でも、さすがだね。
メガネ君はやっぱりレベルが違うよ、と、急にメガネ君をべた褒めし始めるのび太くん。

これ前からも感じてたことなんですが、メガネ君はルーキーながらに期待のやりてエースだったらしく、
立ち振る舞いも堂々としていて、視野も広く、人当たりもよくて、腕もあるからか、ナースさんたちからも一目置かれていた存在だったらしく、のび太くんも、憧れを抱いているみたい。

のび太くんは、ステレオタイプの良いドクターって感じ。
説明も丁寧すぎるくらい丁寧だし、
病状の説明では不安を与えないようにしているようだけど、
ぼくは疑い屋なので、言葉が裏目に出ます。
し、真面目でジョーダンを飛ばしたかと思ったら、真面目にそのままの意味であったりして、実直な人なんだろうな、と思う反面、あのメガネ君と親しいときいているので、何かしらのダークサイドがあるはず。w

若いのか
年とってるのか
分からない。
青年。道を外したらマッドサイエンティストになりそう。
んあ、ブラックジャックの若い頃に似てる。

パクリタキセルを解凍するときにエタノールだっけ?を使うらしくてアルコールの匂いが酷かった。
口の中、吐く息、すべてアルコール臭。でも酒飲んでいい気持ちになってるときと、似てる。
酒は呑めるクチなのに何故か眠くなる。この病になってから一年以上禁酒してるせいか。
のび太くんに、酒飲んでいいか聞いたら意外にも飲んでいいと言われた。
正月、熱燗のめなかった。。、
んや、飲んだ気がする(笑)
けど、呑みたりてないので、すし屋に行って冷酒を飲もう。
最高の贅沢だわ。
それに付き合う友達がいないから、まいる。
みんな、酒が呑めなくてタバコばっか吸ってる。まったく。
ろくに遊びにいけないじゃないか。
部屋の中で六人くらいで一斉に吸ってるらしい。無理。

パクリタキセルは、厳重に管理、投与しないといけないらしく、ナースさん三人とのび太くんの四人体制で治療スタートしました。

心電図を胸につけて
血圧、体温、酸素を測りながらでした。
僕がテンカンだというのもあって
新人育成の一環も兼ねて
新人さんのたどたどしい解説を聞きながらゆっくり5時間投与しました。
ロボと元ヤンとのファーストコンタクトを思い出します。

カルボプラチンに移行してる間、早速、パクリタキセルの副作用が出てきて、全身、関節痛とだるさにみまわれてました。

後からきた夜の担当のナースさんに、山登りした翌日の脚の痛みみたいな感じです。と、伝えたら困ってた。
なぜ!
つまり、だるいってことですか?
って。
まぁ、そうですが!
足の裏が痛くなるやつです。
だるさだけじゃないってことを言いたかった、私は(誰


ほら、やっぱり!
ダークサイド持ってた。
あとから、のび太くん部屋にきて、
『あれは、戸惑っていたんじゃないです。どこにさそうか慎重になっていたんです。毎日ケモ室で刺していたので心配ないですよ。』

うは、怒らせちゃったかな(>_<)
と思ったら単純にできないできないと言いつつ、完全にやりこなしてしまう人だった!
まんまとその釣り針にひっかかったわ。
むう。

ベッドの上でモジモジしてます。
しびれー。
カロナールで対処。

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