やっと見つけたのよ。

単細胞生物時代の片割れ。



ねえねえ、覚えてる?

あの生き物を切断する理科の実験。


核のない場所を切り取られた個体は

そのまま死滅してしまうのよ。


もし、核というあなたの存在を失ってしまったら

わたしも消えてしまうのをただ待つだけ。




それとも

他の核を移植して生きる?



馬鹿みたい!

そんなのたまらなく嫌だわ、絶対。

最愛の方は

こんなにうるさくて

ひねくれもので

醜い嫌な心を持った女に


いつもいつもいつもいつもいつもいつも
私がうれしくなる言葉を囁いてくれるのよ。

その言葉によって


塩漬けにされた蛞蝓のように
溶けてしまいそうになるの。

だから私、あんなにたくさん鼻水を流してしまうのよ。


お願い、もっと。

もっと、もっと必要なのよ。