ティク・ナット・ハンの本に


鐘を招く

とありました。



ベトナムでは「鐘をつく」とか「鐘を叩く」とは言わないんだそうです。



鐘を招く、優しくて柔らかい表現ですねぇ。



ゆっくりと3回深呼吸して、心を落ち着けて
静かに優しく鐘を招く



鐘をつく、鐘を叩くと思っている時と比べて音色が変わって来ます。



禅のお坊さんは音をよく使います。



作務のはじまりと終わりには合図の音が鳴ります。


それを見習って、家での作業の合間にシンギングボウルの音を招くことにしました




2011年から使いはじめたシンギングボウル。





スティックにだいぶ味が出てきました。





難しいであろうに、michi と丁寧に名入れしてくださいました。なんとも言えない愛着のわく字体ラブ





掃除、洗濯、料理などの家事はもちろん、ブログ作業の合間にも、シンギングボウルの音を招いてみました。



ちょっとした時間でも、とても癒されます。



シンギングボールは倍音がしばらく続くので、鳴り止むまで心静かにゆっくりと呼吸をします。



すると次の作業の集中力が格段に違いました。



これオススメです。



ちなみに、やってみると、日によって、倍音を最後まで心地よく聞ける時、そわそわして次の作業に意識が向いている時、作業の合間に音を入れたくない時もありました。



いろんな自分があっていい



シンギングボウルをお持ちの方も、他の楽器をお待ちの方も、ぜひぜひ。



楽器がなくても、キッチンにある鍋やボウルも音が鳴ります。



心静かに、箸とかすりこぎ棒とかで音を招いてみてはいかが照れ



これがないと出来ないってことはないですから。



アイデア次第でいかようにも。



手すりや、ドアノブや、机や、お腹や、いろんな物から音を招く。



一種のエネルギーワークにもなりますよねぇ。



私は、料理用のボウルとか、野田琺瑯とか、たまに鳴らしてます。


結構綺麗な音がするんですよ〜。


これまでと違って、音を招くモードにしたらより一層、調理器具を優しく扱わなくちゃなという気持ちが芽生えてきて、いつもより丁寧になりました。




貫井笑店でお預かりしている釈迦族の方々が作って下さったシンギングボウル、あと4つあります。

1つはわたしのボウルと同じタイプ。

3つは満月の日に鋳造したフルムーンボウルです。