10日ぐらいにみたんですが。脳がバタバタしている時期で。

見たことすら忘れていました。

大好きな監督です。

ただ「手放し」で。「この監督だから見よっ」てのは、ひょっとしたら

この人だけかもしれません。


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なぜ、こんなに好きなのか。自分でも全くわかりません。

だって。本で言う「読後感」は最悪で。意味不明です。

韓国本国では興行収入において落第続きで、悪評が高いそうな。

でも何故かすき。

その好きになり方もかわっていて。

初めて見た作品が『春夏秋冬そして春』でした。

春夏秋冬そして春
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本当に後味の悪い。よくわからない。不愉快な作品だったのに。

後でジワジワくる。そして、旅行に行った後のように脳裏に蘇る景色。

この人の映像は、この人の身体の中にいったん入って、反芻して消化して浄化されて

出てきたものではないだろうか?

色彩の美しさはカメラ技術だけではないような思います。

この作品を最初に見たのも何かの「縁」だったように思います。


で、『弓』です。

とにかくヘンな映画です。

途中までネタバレ解説ですが、鑑賞に問題はありません。

主人公は船上生活をするジジイと

ジジイが誘拐・拉致して連れてこられた少女。


少女は5歳から17歳になる今まで、ずっと海の上。

ジイサンと船という小さなワールドで暮らしています。

ジイサンは、住まいにしている船で「釣り屋」を経営しており

小船で住まいの船まで客を送迎し、釣りをさせて稼ぎを得ています。

しかし、不良客の中には少女を誘惑するものもいて。

ジイサンはそんな客に容赦なく弓を向け、容赦なく放つのです。

また、釣り客相手に不思議な弓占いをやっており。ジイサンは少女を標的に弓を放つ。

しかし、矢はブランコに乗った少女を見事にかわして、船体に描かれた仏像に刺さります。

これが、ギドクワールドを知っている者にとっては…


「あっ絶対、眼球にささる」

って思ってドキドキします。


ジイサンは、少女が成人18歳になったら(ひょっとしたら年齢違ってるかも)

結婚しようと決めていて。ここまではプラトニックです。

でも、あるイケメン釣り客と出会ってから少女は変わっていきます。

従順だったジイサンとの関係にひずみが生じる。

ジイサンは、焦ります。


ここでストーップ!


最後は、この映画で最もわからない「??????」ですが。

なんとなく「許しちゃう」って感じ。

だってとにかく綺麗なんだも~ん。


最後まで監督が何を言いたかったのか。凡人の私にはわかりませんでしたが。

すっかりギドク中毒のワタシ。

こん不愉快で気色悪い映画なのに。大きな気分転換になる。

摩訶不思議ギドクワールドです。

ぜひ、一度ご体験を。