10日ぐらいにみたんですが。脳がバタバタしている時期で。
見たことすら忘れていました。
大好きな監督です。
ただ「手放し」で。「この監督だから見よっ」てのは、ひょっとしたら
この人だけかもしれません。
- 弓
- ¥2,953
- Amazon.co.jp
なぜ、こんなに好きなのか。自分でも全くわかりません。
だって。本で言う「読後感」は最悪で。意味不明です。
韓国本国では興行収入において落第続きで、悪評が高いそうな。
でも何故かすき。
その好きになり方もかわっていて。
初めて見た作品が『春夏秋冬そして春』でした。
- 春夏秋冬そして春
- ¥4,280
- Amazon.co.jp
本当に後味の悪い。よくわからない。不愉快な作品だったのに。
後でジワジワくる。そして、旅行に行った後のように脳裏に蘇る景色。
この人の映像は、この人の身体の中にいったん入って、反芻して消化して浄化されて
出てきたものではないだろうか?
色彩の美しさはカメラ技術だけではないような思います。
この作品を最初に見たのも何かの「縁」だったように思います。
で、『弓』です。
とにかくヘンな映画です。
途中までネタバレ解説ですが、鑑賞に問題はありません。
主人公は船上生活をするジジイと
ジジイが誘拐・拉致して連れてこられた少女。
少女は5歳から17歳になる今まで、ずっと海の上。
ジイサンと船という小さなワールドで暮らしています。
ジイサンは、住まいにしている船で「釣り屋」を経営しており
小船で住まいの船まで客を送迎し、釣りをさせて稼ぎを得ています。
しかし、不良客の中には少女を誘惑するものもいて。
ジイサンはそんな客に容赦なく弓を向け、容赦なく放つのです。
また、釣り客相手に不思議な弓占いをやっており。ジイサンは少女を標的に弓を放つ。
しかし、矢はブランコに乗った少女を見事にかわして、船体に描かれた仏像に刺さります。
これが、ギドクワールドを知っている者にとっては…
「あっ絶対、眼球にささる」
って思ってドキドキします。
ジイサンは、少女が成人18歳になったら(ひょっとしたら年齢違ってるかも)
結婚しようと決めていて。ここまではプラトニックです。
でも、あるイケメン釣り客と出会ってから少女は変わっていきます。
従順だったジイサンとの関係にひずみが生じる。
ジイサンは、焦ります。
ここでストーップ!
最後は、この映画で最もわからない「??????」ですが。
なんとなく「許しちゃう」って感じ。
だってとにかく綺麗なんだも~ん。
最後まで監督が何を言いたかったのか。凡人の私にはわかりませんでしたが。
すっかりギドク中毒のワタシ。
こん不愉快で気色悪い映画なのに。大きな気分転換になる。
摩訶不思議ギドクワールドです。
ぜひ、一度ご体験を。