母からの電話を無視し続けていた結果…
一時間おきに掛かってくるようになり…
しぶしぶ出る。
開口一番、
「どうして電話に出ないのか」
「どれだけ心配するか分からないのか」
と、まくし立てられた。
母は泣いていた。
泣きたいのはこっちだ。
いつまで両親に苦しめられなければならないのか。
どれだけ物理的に離れようとも、
両親から逃げることはできないんだな。
だって、いつも苦しいのだから。
小さい頃に愛されなかったことが、
いい大人になった今でも、
こんなに自分を苦しめるなんて思いもしなかった。
愛された人たちがうらやましい。
私は愛されなかった。
それだけ。
こんな苦行を積むために、
私はこの世に生を受けたのですか?
これが私の宿命なのですか…
苦しむことが私の運命なのですか。
母と電話で話している途中、
涙が溢れてきて、
『しばらく放っておいてほしい』
と言ってしまった。
苦しくて苦しくて苦しくて。
逃げたかった。
今さら心配するなんておかしいじゃん。
私を心配することで、
母も楽になりたいのかもしれないけど…
あの頃の罪滅ぼしのつもりなら、
私をもっと苦しめるだけだからやめてほしい。
お願いだから放っておいて。
愛されなかった事実は変わらないんだから、
今さら何をしてくれたって遅いよ。
小さい頃は、
大人になってこの家を出てしあわせになってやるって思ってた。
でもどうよ。
蓋を開けたらこうよ。
典型的なアダルトチルドレン。
どうやったらしあわせになれるのか、
見当も付かない。
誰かに狂おしいほど愛されたなら、
私はしあわせになれるのですか。
誰か教えて…
苦しくて涙が止まらない。
私は、どうしようもないダメ人間だな。
ねくらちゃんは今日もねくら。