会津二日目。
めちゃめちゃいい天気♪

嬉しいっ!!!

二日目はじっくり城下町散策。

先ずは御薬園へ。

その昔、蘆名氏の時代にはここに別荘が建ってたようですが、江戸時代になり領民の為に朝鮮人参などの薬草を栽培し始めたのが名前の由来と伝わっています。

その後、松平正容の時代に大名庭園として整備され御殿なども作られたが、戊辰戦争(会津戦争)では新政府軍の医療施設となってしまったことで、幸か不幸か戦火を免れ現在まで残っているわけです。

明治期には会津松平家の邸宅となっていたそうで、ここでお生まれになった方もいらっしゃいます。

また、園内には会津松平家出身(正確に言うと一旦叔父である会津松平家当主のもとにご養女となられたわけですが)の秩父宮妃勢津子さまが、お輿入れ前に会津にご挨拶にこられるにあたり、東山温泉のある旅館に新設された建物が移築されています。

重陽館と名がついていますが、これは勢津子妃のお誕生日が重陽の節句であったことから、ご自身でつけられたとあります。

園内にのこる勢津子妃のエピソードはだいたいがご成婚前ということもあってか、【節子姫】と書かれてあって…。会津における藩主家の存在の大きさを痛感しました。

というわけで、さっそくお庭を散策させていただきましょ。

先ずは名前にもなってる薬草エリアから。

薬草と言っても、ただ植物が植えてあるわけではありません(笑)。
ちゃんと、品種やら効能やらも書かれていて、いろんな種類の植物があります。

時折、きれいなお花も咲いてました。
でも、きっとこれもお薬にされるんでしょうね。

こんな大きなお豆さんも！

私の指は精一杯広げてます(笑)。

ここでもトンボがおおはしゃぎ♪

元気いっぱい飛んでました。

特に敷地を隔てることなく、道なりに進むと大きな池が現れて立派な大名庭園が見えてきます。

真ん中にはお茶室。

会津戦争での刀傷が残っております。

当時は普通に暮らしてても病で長寿を全うできない人もいたし、幕末の混乱で平穏無事というわけでもないし、“生きる”ことが今よりはるかに大変で大きな案件だったんだろうなぁ～。

夢とか希望とかで悩んでる現代って、実はどれほど幸せなことか…ホント考えさせられます。

そんな御薬園で会津戦争以前から残っている建物がこのお茶屋屋敷なんですが…現在修復作業中というわけで(中には入ろうと思えば入れます)、お天気もいいことだしお外で一服いただくことにしました。

名物らしいですよ、ごのごま羊羹。

丸々と肥えた鯉に餌をあげてた女子三人組が、思いっきり鯉が跳ね上げた水しぶきを浴びてきゃっきゃきゃっきゃと楽しそうでした(笑)。

箸が転がっても笑う年頃かね(笑)。

それにしてもいいお天気。

そろそろお城に向かいましょう。

秩父宮妃所縁の御薬園