沖縄の空は抜けるように青かった。
仕事の合間に急に聴きたくなって
リヒャルト・シュトラウスのヴァイオリン・ソナタを聴いた。
彼の若いころの作品だ。
ウィーンでこの曲と出会った。
随分昔のことだ。
そのときは馴染めなかった。
今年に入って初めてその美しさを知った。
若々しい熱気、そして
「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯」などからは
想像もできないほどロマンチックで
叙情的な旋律に満ちている。
そこに近代的・現代的な響きが調和して何とも新鮮だ。
ヴァイオリンもピアノも相当難しいらしい。
大曲だ。
このヴァイオリン・ソナタ
すでに
ラヴェルとも対比される豊かな色彩感に彩られている。
またそのスケール感はとても2重奏曲とは思えない。
そして
どうしても気になる箇所がある。
第3楽章冒頭の序奏、
ピアノパートの和音が進行する部分。
底知れない巨大な何かが僕を惹きつける。
魅力的な曲だ。