最近、ブラームスのピアノ協奏曲第1番、2番を良く聴く。
C.アラウのピアノ、ハイティンク&アムステルダム・コンセルトヘボウだ。
弦の厚いこのオケならではの豊かな雰囲気が好きだ。
4つの交響曲より好きかもしれない。
少なくとも聴く頻度が圧倒的に多い。
ジョージ・セル(指揮者)が「ピアノ付き交響曲」と評したという。
まさにその感覚で聴いている。
ピアノ協奏曲第1番
第2楽章の瞑想的な美しさに惹かれる。
かつて
フランスのある地方都市、中世の街を訪れた。
縁あって
そこに滞在中のあるマエストロ(ヴァイオリニスト)を訪ねた。
夜も遅くなって
彼が車で我われを宿舎に送ってくれた。
そこには舞台つきの音楽室があった。
微かな月明かりの中に
ピアノに向かう若い女性の姿があった。
彼女はこの協奏曲の出だしを弾いていた。
アメリカから渡って間もないピアニストAだった。
その光景はあまりに印象的で
いつまでも忘れることができない。