「第九」と「こうもり」 | クロイタンスEMのブログ

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J. シュトラウスII の「こうもり」
オペレッタの最高傑作だ。
演劇の脚本をベースにしているから
話自体が面白くて笑える。


音楽と歌詞がこれほど見事にマッチしたものが他にあるだろうか?
「本音と建前」を表現している箇所など絶妙だ。
こんなシーンだ。
第1幕
主役アイゼンシュタインが公務員侮辱罪で禁固8日の刑に服する前夜
彼と妻ロザリンデ、そしてお手伝いアデーレの3人が
「こんな悲劇・・・耐えられようか、ああーー」と嘆き悲しむが
それは形だけで、皆
アイゼンスタイン"出頭"後に待っているであろう三者三様の
密かな楽しみ(アヴァンチュール)が頭を掠めて

つい踊りだしてしまう。


さて

あるとき「こうもり」(ビデオ)を見ていて思った。
これ、第九と同じ?
「喜びよ!
汝の翼の覆うところ、人は皆、兄弟になる」の部分だ。

そして

「こうもり」の第2幕
ロシア貴族オルロフスキー邸の宴もたけなわ

ファルケが歌う。
「さあ、対になってワインを傾けよう!
そして兄弟姉妹になろう!」


ベートーヴェンは
シラーの詩により、正面きって全世界に語りかけた。
J.シュトラウスは
ワインによるウィーン風の粋なやり方で、同じメッセージを送っている。
そう聞こえた。

ちなみに

どちらも年末恒例。

日本では「第九」

ウィーンでは大晦日と元旦に「こうもり」だ!