■福島市中心部で170万ベクレル超のコケ 緊急除染へ | 原発事故は東電が招いた人災

■福島市中心部で170万ベクレル超のコケ 緊急除染へ

事故から1年以上たって採取された検体の最高値は、

昨年10月に、大熊町の、ため池周辺の土から検出された105万ベクレルだった。

今回、福島市の中心市街地で、店舗兼住宅ビルの屋上で170万ベクレルを超える放射性セシウムが検出された。と


■福島市中心部で170万ベクレル超のコケ 緊急除染へ
http://www.asahi.com/national/update/0703/TKY201307030382.html
福島市の中心市街地で、店舗兼住宅ビルの屋上に生えたコケから1キロあたり170万ベクレルを超える放射性セシウムが検出された。市がビルの緊急除染を行う。

 汚染されたコケは、ビル所有者の依頼を受けた東大宇宙線研究所の榎本良治准教授(素粒子実験)らが6月8日、ガンマカメラ簡易測定器で確認した。同市内のNPO法人が測定し、178万5216ベクレルを検出した。コケの真上1メートルの空間放射線量は毎時約0・5マイクロシーベルトだった。

 コケが生えた屋上には子どもが遊ぶための人工芝を敷いている。榎本准教授は「人工芝の間にたまった土や、それに生えたコケに、雨水に含まれた放射性物質が残りやすい構造になっており、高濃度になったのだろう。広範な面的除染も大事だが、簡易測定で局所的に線量の高い場所を発見し、除染することが安心につながる」と話す。

 原子力規制庁によると、東京電力福島第一原発事故直後の2011年3月には同県飯舘村山中の雑草から500万ベクレルを超えるセシウムが検出された。だが、事故から1年以上たって採取された検体の最高値は、昨年10月に同県大熊町のため池周辺の土から検出された105万ベクレルだった。