今日は大晦日やからな。一年の最後くらいは感謝の気持ちで締めくくりたいもんやな。

 

 感謝は大事ってみんな知っとる。子供のころからありがとうって言いなさいとか言われとるからな。でも感謝に溢れた人生を全員が生きとるわけでもあらへん。割と難しい。

 

 人が感謝するときってだいたい他人が自分の期待以上のことをしてくれたときや。期待通りじゃないないで期待以上や。でもそんなことってなかなかないやん。他人は他人の都合で生きとるんやからな。都合のいいことはなかなかおこらん。

 

 人間って当たり前って思ってることにはなかなか感謝できんのよ。感謝できることなんかそこらにあったとしてもな。空気に感謝したり、太陽に感謝したり、生きていることに感謝している人間ってそんないいひんやん。しかもただや。

 

 だから感謝にあふれた人生生きたかったら無理やりにでも感謝したほうがええと思うで。そうやって生きてたらそれが習慣になって感謝に満ちた人生になるんちゃうかな。マザーテレサがそれっぽいこと言ってた気がする。

 

 何千年も前から伝わってる宗教とか思想とかでも感謝とか愛とかが大事でっせって言ってるわけやん。それは人類の英知みたいなもんや。わしは自分のできの悪い脳みそよりも人類の英知を信用したい。

 

 だから自分の都合のいいことどころか都合の悪いことが起こったときにでも感謝しなあかん。

 

 競馬で負けてもかける金があって楽しめたことに感謝や。うまかったモツ煮とワンカップに感謝や、淀まで運んでくれた京阪電車と元気な体に感謝や。感謝、感謝、感謝・・・

 

 

 

 クソが