さて。




通された

事務所の

一室に。




弁護士さん、

主人と私、



だけになり。



着席を

促された

ところで。





弁護士さんが

口を開いた。



「先日のお電話で、

ざっと、流れは

伺いましたが‥‥‥‥‥。」



と言いながら




主人との

電話のやりとりの



メモを

見返す

弁護士さん。



「その前に‥‥‥

お伺いしたいのが。」



と言って、


主人の

家系図?



のような

ものを

書き出した。



「御本人、


お母様と‥‥‥‥。



ご兄弟は?」



のような

感じで始まり。



亡くなった

お父様のご兄弟は?

何人ですか?




とか

そのお子様は


何人ですか?


など。



弁護士さんが



家系図を

ざっと

仕上げたところで。



主人が



いとこの

Hさんからきた



文書?

を出し、

弁護士さんに

見せた。



パラパラ

と目を

通す

弁護士さん。



見終わった

ところで、



「‥‥‥なるほどwww」



小さく

呟き、



なんとなく

口元が

笑っていた(笑)




「‥‥‥‥‥これ‥。

なんですけど、ね‥‥」



と、

文書の



ある部分を

指差し。



主人の

顔をみた。

 


それは

いとこのHさんが。



主人と弟、



連絡のつかない

一人の

いとこを

除いた



他のいとこ達

全員が。




Hさんに

相続の取りまとめを



すべて

一任する、



という

文言。



弁護士さんは

続けた。



「‥‥‥‥他の方、



この

内容で。


本当に

一任されたんですかね?www」




主人は

答えた。



「いや、


実は私も

信じられなくて💦



本当?

みたいな(笑)



というか。



一任するもなにも。



今回の相続の

具体的な 

内容が

 

まったく

わからないんです💦」




弁護士さんは

頷いた。



「まず、

相続の具体的な

中身が

まったく

わからない。



これは

ダメです。



今回、

相続の権利が

発生するのは



亡くなった方の



ご兄弟。



ただし

ご兄弟も

全員


亡くなっているので



その

お子さんたちが



代わりに

相続する、



ということなんです。



つまり。



ご兄弟の

お子さんたち

全員


平等に

権利がある

わけです。」



主人は 

頷きながら

いった。↓↓





「そのHさん。


故人の

一番近くに

住んでいたんです。



だから

自分が、

面倒みたから


遺産は

自分が

多くもらって


当然だ、

くらいの

勢いなんだと


思います。



まあ、

それならそれで



反対するつもりは

ないんですが‥‥‥‥。



ただ、

もう少し

その、

知る権利

くらいは


あるんじゃないか、と。」



弁護士さんは

笑って言った。




「いやいや。


そんな

遠慮することは


ないです。



もちろん、

相続人、皆が

知る権利も

あります。



今回は


あくまで

甥姪、の相続ですから。



みなさん

立場は同じ。



‥‥‥‥‥それに。」




弁護士さんは

主人の顔を

見直しながら


言った。



「大体

こんな横暴な

ことを



仕掛けてくる方は。



大抵

面倒なんか

みてませんよwww


 

私のいままでの

経験上、


ですが、ねwww」



と言って

フッと

笑っていた(笑)



「というか。


仮にそれを

主張したところで。


通るかどうか?

もありますし。



それと‥‥‥‥。」




と言って

また

主人の顔を



見直すように

続ける

弁護士さん。↓↓↓




「そもそも。


お話を

伺ってる限り。



今回の案件。


司法書士では

処理できませんよ‥‥‥‥‥。」



続きます。