「ねえ、ジェシカ。飛行機何時間くらいナナメるかな!?」
ナナメる?と思い、私はどういう事かと聞き返した。

どうやら彼女は飛行機の離発着が苦手で、その時に機体がナナメになる時の事を言っている様だった。

「ええー??」そんな時間気にもした事なかったからわからなかった。

大体私は離発着が好きなのだ。
「飛んだぞー!!」というあのゴォォォォォォという音と、機体が浮いた瞬間の飛んだ感。
そして窓の外から見る綺麗な景色もすばらしい。

夜は夜景のごとく綺麗だし、

昼はだんだん上に行く事によって建物や車が模型のように変わって行く不思議な感覚。

そのどれもが普段は味わえない貴重な体験なため、私は大好きなのだ。

だが彼女はそのどれもが恐怖なのだろう。

伊勢神宮でわざわざお守りを買って腰にぶらさげていた程だ。

$気ままなアミーガスinラスベガス-お守り

離陸時にはそのお守りを握りしめ、ひたすら怯えていた。

そんな友を見て、逆に安心している私は意地が悪いのだろうか。
大抵恐怖している人を見ると落ち着くものがある。