●施無畏菩薩(せむいぼさつ)
(※画像は「仏教珍籍刊行会」発刊 『新纂仏像図鑑. 地之巻』より)
梵名は「阿波延拏駄(abhayandala)」。
密号は「自在金剛」。
一切の衆生に五智の光明を以って施與し、
怖畏の心なからしむることを本誓とする。
胎蔵界曼荼羅の除蓋障院の上より第三位に
住す。
右手を施無畏印に、左手を金剛拳とする。
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上記のような尊です。
施無畏(不安や心配を慈悲を以って取り除く)の
名を冠した菩薩様ですので、慈悲深い尊だと
想像できますね。
まぁ本では上記程度の内容で、ネット検索しても
似たようなものですが、単純に施無畏を具現した
尊だと考えれば、それ以上の仔細は不要だとも
言えなくもないかと。
ご利益はそのまんま、
「不安や心配事を取り除く」でしょう。
真言は
「アラシャタン・アハエン・ナウナウ・ソワカ」
です。
印は、右手を施無畏印にするとのこと。
右の掌を前方へ向けてかざすだけです。