●金剛拳菩薩(こんごうけんぼさつ)
(※画像は「仏教珍籍刊行会」発刊 『新纂仏像図鑑. 地之巻』より)
胎蔵界曼荼羅の中央右に位置する「金剛手院」に座す
21尊の中の一尊にして、その第一行第六位に住す尊。
密号は「秘密金剛」。梵名は「縛曰羅赦地」。
サンスクリット名は「ヴァジュラムスティ」。
十六大菩薩の中の一尊でもある。
一切如来の印契を成就する悉地円満の徳を司る尊で、
『秘蔵記』には身体は青色で、二手拳を胸に当て、
腕をやや屈していると記す。
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上記のような尊です・・・・。
というか、
こちらの尊も前回同様、十六代菩薩として以前にUPして
おります・・・。
こちらも、その時とは引用していた本が違いまして、
そちらには金剛手院の尊という記述が無かったため、
再びUPすることになりました次第・・・。
こちらも、新たにナンバリングするのもなんですので、
変則的なナンバリングにいたしました・・・・。
十六代菩薩としての内容はリブログ先を――
御利益は「悟りを得る」でしょうが、「諸願成就」もあるかも。
以前のブログを引用すれば、「悩みから解放される」もあるかと。
真言は4種ありまして――
胎蔵界は
「ナウマク・サンマンダ・バサラ・ジャシャ・フタヤ・
バサラ・サンバベイ・ソワカ」
三昧耶会では
「サラバ・シッジ」
羯磨会では
「オン・バサラ・サンジ・バン」
供養会では
「オン・サラバタ・タギャ・タケンダ・メイキャ・サンボダラ・
サハラ・ドホジャ・ギャメイ・キヨロ・キヨロ」
です。
印は、まぁ尊名のとおり金剛拳でしょう。