●摂伏諸魔善神(せつふくしょまぜんじん)
(※画像は「仏教珍籍刊行会」発刊 『新纂仏像図鑑. 天之巻』より)
『大般若経』を守護する「般若十六善神」の中の一尊。
その形相は口を開き、甲冑を着け、右手に剣を持って
横たえ、独鈷を握り、左手は剣の切っ先を支える。
==============================================
以上です。
相変わらず詳細はわかりません。
なので、名前から推察するよりないですな。
「摂伏」はコトバンクによると、
『勢いや力におそれて屈伏、服従すること』
だそうですので、
諸々の魔を屈服させるだけの力を有する尊なのでしょう。
ただ、
それほどならば明王や四天王が本地仏でもよさそうですが、
そうじゃないので、名前以外で強さを測れないのが残念です。
のみならず、
人々の信仰が集まるほど霊験は強まるようですので、
マイナーなことを含めて、やはり『大般若経』絡み以外では
ご利益はないかも・・・。
印は、よくわかりませんでした。