●清祓詞 (きよはらひのことば)
神事の前の祓い清めの祝詞です。
単に「祓詞(はらへことば)」とも言うようです。
全て漢字で書かれてはありますが、漢詩という
訳ではありません。
まぁ、歴史書などでは珍しいことではないですが、
平仮名が入っている祝詞ばかり目にしがちですので
少し違和感を感じますね。
ただ或いは、本来は祝詞の殆どが漢字ばかりで、
それが現代人に分かりやすいように訳されて
平仮名が加えられているだけなのかも知れません
(原文を知らないので何とも言えませんが)。
また、
他の本ではこの祝詞も平仮名が添えられているのかも
知れません。が、自分が所有する本ではこれですし、
自分は載せてあるままに準拠しました。
まぁ、「読み」が書いてあるので書式はあまり関係ないですが。
以下、
{信者}({まねびと})となっているところは臨機応変に
対象を変えても良いところのようです。
ただ、後述の「唱えて頂いている動画」では内容が
異なり、{信者}という言葉も有りません。
唱える際は、何れか吟味された方がよいでしょう。
掛巻母 畏伎 伊邪那岐 大神 (かけまくも かしこき いざなぎの おほかみ)
筑紫乃 日向乃 橘乃 小戸乃 (つくしの ひうがの たちばなの おどの)
阿萩原爾 禊 祓比給比志 (あはぎはらに みそぎ はらひたまいし)
時爾 現坐世留 祓戸乃 大神等 (ときに なりませる はらいどの おをかみたち)
今日 仕奉留 教師 (けふ つかへまつる おしへのつかさびと)
{信者}等賀 不意 過犯世留 ({まねびと}たちが ゆくりなく あやまちおかせる)
罪 穢 有良牟乎婆 (つみ けがれ あらんおば)
祓給閉 清給閉刀 (はらへたまへ きよめたまへと)
白寸事乃由乎 聞食世刀 (もうすことのよしを きこしめせと)
恐美 恐美母 白寸 (かしこみ かしこみも もうす)
唱えて頂いている動画。前述した通り、若干内容が異なります。
「信者」という言葉が無い分、此方の方が一般には合ってるかも。